時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

新・古着屋総兵衛1 ~血に非ず~3

2011-02-01 | 読書
六代目
総兵衛の活躍した元禄・宝永年間から
九十余年の後・享和二年(1802)
九代目総兵衛勝典は
労咳で瀕死の床にあった
嫡子幸之輔を流行病で亡くし
大黒屋内には
直系の者はいない

深川で
女郎屋を営むお香は
かつて勝典を誑かし
勝豊を孕んだというのだが…

後継について
勝典は‘血に非ず’と短い言葉を残し
世を去った

‘血に非ず’
その言葉に秘められた真意とは!


遂に始まりました
古着屋総兵衛第二部
とは言え
6代目・勝頼&美雪の一子・春太郎が
主人公かと思いきや
その予想を遥かに超えて
なんとまぁ~10代目
勝頼が難破した折り流れ着いた交趾
(現在のヴェトナム)で進行を深めた
グェン・バン・ファンこと今坂理右衛門の
血筋が絡んで参ります

そしてなんとぉ~
桂川甫周国瑞(かつらがわほしゅうくにあきら)が
登場しているではありませんか!

甫周さんと言えば
「居眠り磐音」シリーズに登場した
あの!
御典医にして蘭方医の桂川甫周国瑞!
甫周さん大活躍です
そのうち
坂崎磐音とかおこんが
脇役で登場してきたら

嬉し過ぎる

もとい!

第二部では
徳川一族の密偵として
存在し続けてきた
古株・鳶沢一族と
将軍直属の密偵として活躍する
新参・お庭番との闘いがメインになりそうです

今年も
佐伯泰英氏には
お世話になりそうです