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時遊人~La liberte de l'esprit~

優游涵泳 不羈奔放 by椋柊

プティ・パレ(パリ市立美術館)

2009-01-18 | もろもろアート
一昨日に引き続き
昨日は
朝から8区にある
プティ・パレ(パリ市立美術館)
行って参りました



こちらの美術館は
オランジェリーと同様
2006年に改装工事を終えリニュアルしています
常設展は無料です

とにかく綺麗

美術館を入ると
↑像が迎えてくれます



広々とした空間に
彫刻や絵画が展示されていて
ゆったりとした気分で
作品を鑑賞することが出来ます

日本語のガイドフォンはありませんが
各フロアに日本語の解説ボードが設置されています
但し
展示されていない作品の解説だったりする(笑)



天井画はこんな感じです
中庭があるので
両サイドから光が差し込んで
とても明るい雰囲気


Emile Gallé:Vase          Eugène Feuillâtre:Vase La Mer              

中世とルネッサンス期の絵画や美術品
18世紀家具のタック・コレクション
パリ市が所有している
フランスの芸術家のコレクションなどを展示しているそうです



見た目にも豪華な装飾が施されている置時計
メリーゴーランドのような飾りは
動くんでしょうかね~

時を知らせる音も
是非聞いて見たいものです


大作です                 Gustave Doré:La Vallée de larmes 

横幅は
歩幅7歩と言うところでしょうか

こう言う場面は
当然の事ながら
想像で描いているわけで
構図とか人物描写とか
画家の脳裏には
しっかりクッキリ画像としてあるんですよね?

同じ人とは思えませんよ…


                     貴族を乗せる西洋の籠ってところでしょうか

想像力もなければ
思い描いた画像を
表現する技術も能力もない小生には
こうして才能ある方々の作品を見るしかない

自分の手で
何かを創りたい
世に生み出したい
その思いは常にあります

この身に訪れる‘死’
肉体が滅び
この世から存在が消えた後も
長らく残せる何かが欲しい

形あるモノ全てが
朽ち果てる運命だとしても…


Claude Monet:Soleil couchant sur la Seine à Lavacourt effet d'hiver

こちらの美術館には
モネの『ラヴァクールの日没』と
クールベの『眠り』と言う
有名な作品が展示されています

パリ在住ジャーナリスト粟野真理子さんの
美術館巡りの愉しみ パリ市立美術館への誘い
流石にプロです
キチンとコメントされておられます

ついでに…
プティ・パレにあるカフェ
お薦めします
クラブハウスサンドと
タルト・ショコラ美味しかった~

来週は
グラン・パレの
『Picasso et les maîtres』あたりを…

ハンニバル・ライジング

2009-01-15 | もろもろアート
fnac行ってきました

「すみませ~ん‘Hannibal Rising’のDVD欲しいんですけど?」
『そのタイトルはないね~でも‘Hannibl Lecter’ならあるよ!』
「‘Hannibl Lecter’って言うタイトルの映画ありましたっけ?」
『ん~ない?…取り合えず見てみる?』


店員さんと目的のDVDを見に行く

「これ…あらすじ読んだ限り‘Hannibal Rising’みたいですね…」
『みたいだね(笑)』

ギャスパー・ウリエルくん見たさに買ってしまいました

フランス語吹替えとオリジナル版の2枚組



リトアニアの名門貴族に生まれたハンニバル

しかし1944年
東部戦線での戦闘が激しくなり
戦禍を逃れるために
家族は住居レクター城から道筋から離れた隠れ家である別居に逃れ
レクター城はナチス・ドイツの手に落ちる

別居に偶然ソビエト軍が進攻
拘束されている際に
ソビエト軍はドイツ軍と戦闘になる

この戦闘で両親を失い
ハンニバルは
妹ミーシャと2人きりになってしまう


ひと昔前のキアヌ・リーブスに似てません?

戦争孤児となりながらも
隠れ家で妹ミーシャと過ごすハンニバル
そこに敗走してきた対独協力者たちに発見され
ハンニバルとミーシャは拘束される

当初
ハンニバルたちを拘束した男たちは
戦線を敗走中で長居するつもりではなかったが
道路を封鎖され
立ち往生せざるを得なかった


『羊達の沈黙』を彷彿させるシーン

やがて
食料も尽きはじめ
ドイツ軍人が狙った食料

それは
妹ミーシャだった

ハンニバルの前で
妹ミーシャを食すドイツ軍人
あまりの衝撃に
ハンニバルはこの時の記憶を失ってしまう


呪いの祈祷する部屋かと思っちゃいました

それから8年

ハンニバルは
孤児院として使われている
かつて自分の居城レクター城に収容された
孤児の一人となっていた

ミーシャが殺されて以来
彼は何も話さず
しかし
夜な夜な夢に出てくる
過去の記憶にうなされ続けていた


面を天井から吊るすってのも妙だ…

ある日
フランスにいる叔父の写真を手に
ハンニバルは
レクター城から逃亡

東側共産圏から西側に密入国し
フランスへ向かう

しかし
この時叔父はすでに他界
途方にくれるハンニバルだったが

叔父の妻であったレディ・ムラサキは
天涯孤独の彼を屋敷に留めおく



レディ・ムラサキのもとで
剣道・華道・作法を教わりつつ
ハンニバルは成長
文武に秀でた優れた青年となる

しかし
同時にムラサキが日本から持ってきた
日本刀の切れ味
大坂の陣の時を描いた
首級の古い蒔絵に魅せられてもいた

そして
この内的な衝動は勃発する


ムラサキさんを侮辱するな~! 

ある日
市場でハンニバルは
ムラサキを侮辱した
柄の悪い肉屋と喧嘩沙汰となった

そして後日
その肉屋を郊外の湖のほとりで惨殺

ここで彼は
最初の殺人を犯してしまう

その後
パリの奨学医学生として
ムラサキとともにパリに移住
ここで日夜
興味のあった人体の解剖に勤しみながら
妹を殺し食われた時の記憶を辿ろうとする


何故、刀から煙が…

そして
彼らの顔を思い出したハンニバルは
それを絵に描きとめ復讐を誓う

さらに記憶をさかのぼるために
ハンニバルは自らの住居であったレクター城へ向かう



しかし
妹を食った連中の一人が
入管局の軍人であったため
ハンニバルの名を見つけ尾行されてしまう

記憶を辿ろうと
当時の隠れ家に入るところを闇討ちされそうになるが
それを返り討ちにするハンニバル



そしてたらいの中で
食われたまま放置されていたミーシャの遺骨を見つけ埋葬

返り討ちにし
生け捕りにしたその男を
ミーシャの墓の前で惨殺する

その際
残りの連中がフランスにいる事を聞き
ハンニバルは
彼等への復讐を実行していく…



本作のヒロインともいえる
ハンニバル・レクターの叔父の妻が
「紫夫人」(Lady Murasaki)という名の日本人であり
伊達政宗の子孫という設定である

彼女を通して
様々な日本に関連するエピソードなどが登場する


ちなみに焼いているのは何肉?

特に原爆で家族を失った
紫婦人の強烈なパーソナリティと
宮本武蔵の水墨画が
レクターの精神世界の構成に
大きく影響を与えるところなど
「日本」が作中の大きなテーマになっている



日本に関する描写は
日本人の視点からすれば
若干の不自然な点も散見されるものの
全体的にはよく調査され
執筆されていると評していいものである

             以上 フリー百科事典『ウィキペディア』より引用



後に
猟奇的連続殺人犯でありなが
その残虐的な手口から想像できないほど
紳士的な振る舞いを見せる
ハンニバル・レクター博士の
幼少期・青年期を描いた作品なので
過激さもやや抑え目?

それに
ハンニバルが
復讐したいと言う
衝動に駆られるのもごもっと
殺された方々には申し訳ありませんが
‘自業自得’と言えなくもない

最初の人殺しも
ムラサキさんを侮辱したから
って言う理由でしょ?

許すσ(^^;)



演ずるギャスパー・ウリエルくんが美しいので
夜な夜なうなされるシーンも絵になる!

苦悩するハンニバルくんも
なかなかよろしい

それに
パリに引っ越して
別々に暮すことになるんだけど

『僕と一緒にここにいて』
『駄目よ 勉学に励みなさい!』

な~んて
とたしなめられる
シーンもあったりして

ハンニバルくん結構‘甘えん坊’?



最後の最後
『貴女を愛している…』
と愛の告白をしたハンニバルくん!

だからと言って
復讐を止める事ができないハンニバルくん!

ムラサキさんも彼を愛している
だって
彼を助ける為に
偽装工作するは
人まで殺しちゃうんだから…

でも
ムラサキさんは知っている

愛だけでは生きていけないことを!


僕がすぐ助けに行くから~

ハンニバルくんが
愛の中で生きることが出来ないくらい
過酷な十字架を背負ってしまった事を知っている

ん~
ムラサキさん大人の女だ~



ムラサキさんと交わす視線や立ち居振る舞いが
とってもエロチックなんだけど
決して一線は越えない
‘純愛’だったりするわけです
ハンニバルくんの
‘初恋’だったと思われます

‘初恋’は成就したけれど
共に時を過ごすことは
許されない二人なのでありました



ことろで
紫夫人って日本人なのに
中国国籍(現在はシンガポール国籍)のコン・リーが演じてます

この女優さん
好きなので問題ないんですけど
日本の女優さん
何してんでしょ~か

貫禄とかオーラで‘タイマン’張れる女優
日本にいませんものね~残念ながら…


フランス映画以外にも出てくれ~い!

何だかよく解からない文章ですが
とにかく
ギャスパー・ウリエルくんが
良かったってことなのよ!

この作品以降も
役者として頑張っているようなのですが
如何せん
フランス人なので
フランス映画しか出ていない!


小生
フランス映画好きじゃない
しかも
フランス映画は
日本でなかなか見れない





恐るべし

2008-11-09 | もろもろアート
パリ8区にある
Musee Cernuschi(チェルヌスキ美術館)で開かれている
出光美術館所蔵 肉筆浮世絵展に足を運んでみました

特別展示にも関わらず
ルーブルの学生証を提示したら
‘無料’になりました
おそるべじルーブル(笑)

歌川国光&歌川広重
安藤広重
安田雷洲ほか
江戸後期の掛け軸や屏風絵を観賞~

浮世絵は
世界に誇れる日本の伝統芸術だと
改めて思いました
この技法は
ほんとに独特ですからね~

お客さんも
かなり熱心に見てました
嬉しかったです

今年は
日仏交流150周年
京都パリ友情盟約締結50周年なんだそうで
Musee des Beaux-Arts de la Ville de Parisで
相国寺・金閣寺・銀閣寺名宝展
も開かれておりまする



去年
相国寺行ったんだよね~
同志社大学の裏にあるのよ!

秋だ
そうだ
京都に行こう
の季節です

そうそう
Musee des Beaux-Arts de la Ville de Parisでは
黒澤明展なんぞも開かれているそうなので
近々行こうと思います

Marie-Antoinette

2008-05-05 | もろもろアート
 

Le Grand Palais
1900年
パリ万国博のメイン会場として建てられました
鉄骨とガラス張りの丸屋根は
異彩を放ちます
そして
1966年
企画展専門の美術館としてオープンした
Galeries nationales du Grand Palaisで
「Expo Marie-Antoinette」見てきました

入場料11.50€



フランスでは
人気のなかった王妃ですが
コミック
「ベルサイユのバラ」の影響もあり
日本からの逆輸入
昨今再び
注目を浴び始めているそうです

展示は
ウィーンで育った幼少期
フランス王妃の時代
それ以降と言う
3部構成になっています



母である
オーストリア大公マリア・テレジアと

神聖ローマ皇帝フランツ1世シュテファンをはじめ
沢山の家族に囲まれる
揺りかごの中で微笑むマリー・アントワネットの絵画が
迎えてくれました

マリア・テレジアは
ダイヤと言った宝石よりも
日本や中国の漆器・陶器を大変お好きだったらしく
娘が嫁ぐにあたり
富士の描かれた蒔絵を施した飾り棚や
平安時代の貴婦人の後ろ姿を描いた漆器の小箱などを
嫁入り道具に持たせたようです

1700年以降の品々でしたから
日本では
5代将軍徳川綱吉の時代あたりでしょうか?
どんな経由で
これらの品々が海を渡り
オーストリアの地に渡ったのか解かりませんが
日本の工芸品が
遠い昔から異国の地で愛され
大切にされていたのは
とても嬉しかったです



また
先月
訪れて実際に見てきた
マリー・アントワネットの離宮の
マールボロの塔
酪農小屋
愛の神殿
洞窟とあずま屋の風景画も数点あり
のんびりとした美しい風景を
再び思い出して余韻に浸りました

本来ならば
ヴェルサイユ宮殿に
展示されている
マリー・アントワネットと
二人の皇太子と妃の絵画は
こちらで見ることができます


ヴェルサイユ宮殿と
幽閉された牢獄で使われていたであろう調度品を
続けてみると
あまりの落差に
言葉もでません
天と地
それ以上の落差でした

マリー・アントワネットの人生は
激しい人生ではあったかもしれない

波乱万丈だけの生涯では
決してなかった

時代を
一気に駆け抜けて行った女性ではありますが

わずかであったにせよ
穏やかで静かな時の中に
身も心も委た時期が
確かにあったのだと
今回の展示を見て感じました



絵画や食器
家具などの展示が多く
豪華な衣装な皆無でした
フランス革命の一因とも言える
「首飾り事件」のジュエリーが
唯一レプリカで展示されていたくらいです

大々的に
アナウンスしている
展示会の割りには
こじんまりとしたと申しますか
控えめな印象が残りました

フランス革命後
マリー・アントワネットに関する品々が
消失して
残存していないと言うことなのでしょうか?

入場料5€くらいで
妥当だと思います主催者さん…


美術館巡り Ⅲ

2008-04-19 | もろもろアート



       Musée du quai Branly(ケ・ブランリ国立美術館)
           画像:フリー百科事典『ウィキペディア』より

パリ7区
セーヌ川のほとりにある美術館です
ミッテラン時代の1995年より計画が開始され
2006年6月23日に開館しました
この美術館は
アフリカ、アジア、オセアニア、南北アメリカの固有の
文明・文化・芸術を扱っていています

樹木が植えられた庭園では
ポカポカ陽気の日中
ランチタイムを楽しんたりしてます
庭までは誰でも自由に入れますよ



フランスでは
ポンピドゥー大統領が
ポンピドゥーセンター
ミッテラン大統領が
オペラ・バスティユを造ったと言うように
大統領が
就任中に大きな文化施設を建設することがよくあるらしい

前フランス大統領ジャック・シラクが造ったのが
この美術館です



所蔵品はヨーロッパ以外の世界の
古代から現代に至る美術品・民具・衣服・装飾品などで
これらは
パリの人類博物館にあった民族学資料30万点
国立アフリカ・オセアニア美術館にあった
民族美術コレクション3500点から成っているとのこと
巨大な内部空間には壁はなく
展示品は
アフリカ・アジア・オセアニア・アメリカ各地域にゾーンごとに分かれていて
写真、映像、音楽、文章といった
様々なメディアで諸民族の文化も紹介されています
また
常設展示以外にも
館内の一部や庭園を使った特別展も開催され
多彩な収蔵品からテーマごとに選ばれた美術品が展示されています

                    出典:フリー百科事典『ウィキペディア』より



見学しにくい美術館でした
展示品は日本でもあまりお目にかかることのない
装束や楽器も沢山あり
興味深いのですが
疲れる・・・

迷路のような通路に
展示品が陳列されてたり
細長い小さなフロアが結構多くて・・・

展示フロアまで
入り口からゆったりとした螺旋状の回廊を
ひたすら上っていくのですが
やたらと距離があるし暗いし・・・
災害時の非難経路とか
解かりにくいし
って
それは関係ないか(笑)
展示の仕方も
なんだかな~

こんなに疲れる美術館は珍しい


ヨーロッパ人の目には
異国の美術・民具・衣服・装飾品は
とても魅惑的なモノに映ったのではないでしょうか

小さな子供達も
沢山見学に来ていました


Musée du quai Branly(ケ・ブランリ国立美術館)
画像:フリー百科事典『ウィキペディア』より

以前から
気になっていたこの建物
見事に生の草に覆われています
こちらも
Musée du quai Branlyです

この建物の前を通る度に
以前勤務いていた
港区の新橋周辺も
こんな風に
壁面緑化した方がいいのになぁ~
と思うのです

Musée du quai Branly
55 QUAI BRANLY 75007 PARIS
10:00~18:30(木曜日は22hまで、月曜日休館)


美術館巡り Ⅱ

2008-04-15 | もろもろアート


Palais de Tokyoの東棟が
Musée d'art Moderne de la Ville de Paris(市立近代美術館)です
この辺りは
美術館が密集しております

セーヌ川に面し
対岸には
エッフェル塔が鎮座
日当たりがとても良いので
お天気の良い日には
本でも読みながら
カフェでお茶するのも宜しいかと存じます



さて
こちらの美術館には
Raoul Dufy(ラウル・デュフィ)という
フランスの画家の作品が常設展示されております

このお方
電子辞書で調べましたところ
1877年
ル・アーブル生れフランスの画家
パリの美術学校で学び
明るい色彩と軽快で即興的な筆の調子が特徴的
ファッション・デザイナー
テキスタル・デザインなどの
装飾的な仕事も手がけている
1953逝去

と書かれておりました



さて
作品ですが
一枚のキャンバスに描かれているわけではなく
250枚のパネルで構成されている作品です
とは申せ
高さ10メートル
幅60メートルの
非常に大きな作品です
美術館のワンホールを
埋め尽くしておりました



正面奥には
ロボットを思わせるように
テレビが配置されており
映像が流れておりました
どんな映像だったのか
すいません
思い出せません



「La Fée électricité(電気の妖精)」と題したこの作品
1973年のパリ万博の際
電気館の装飾画として描かれたものだそうです
電気が誕生するまでの歴史が描かれています
作品の中には
キューリー夫妻や
エジソンも描かれているらしいのですが
何処におられるのか
解かりませんでしたσ(^^;)

他にも
マティスや
ソニア&ロベール・ドローネーの作品があるとか…
って何処にあったんだ?


Musée d'art Moderne de la Ville de Paris
地下鉄:⑨léna
住 所:11,av,du Préwsident Wilson 75016
開 閉:10:00~18:00(水曜は22時までオープン)
料 金:企画展以外は無料
URL:  www.mam.paris.fr

美術館巡り Ⅰ

2008-04-14 | もろもろアート


先週の木曜日
美術館のハシゴ
してみました

まずは
Musée National des Arts Asiatiques・Guimet
(ギメ美術館)

「地球の歩き方」には
料金6€と書いてありましたが
企画展以外は無料のようです
簡単なボディーチェックと
バックの中身拝見後
館内に・・・



地下に
シアターとレストラン
1階2階が
インド
カンボジア
アフガニスタン
チベット
中国などの
仏像や壁画
遺跡の一部分が展示されてます

地震のないお国柄なのでしょうか
展示物の固定が
やけに簡素だったのが
気になりました



展示物の周囲に
囲いのないモノも多く
子供達が
生手で触っておりました

また
妙に高い所に
石仏やら壁画を展示してあり
美術館で
鑑賞しているという意識が希薄で
どちらかと言えば
大富豪の屋敷に
テキトーに飾ってある
装飾品を見ている感じです



3階には
中国陶磁器
日本の浮世絵等が
展示されているそうなのですが
今回は何故か
立ち入り禁止

残念無念


交通:Métro⑨léna下車
住所:6 place d'léna 75016
時間:10:00~18:00(入場は閉館の30分前)
休館:火曜日
料金:企画展以外は無料


エスパス・ダリ・ア・モンマルトル

2008-03-08 | もろもろアート


ダリのギャラリーに行ってきた

サルバドール・ダリ(Salvador Dalí)
1904年5月11日-1989年1月23日
スペインの画家
シュルレアリスムの代表的な作家
フルネームは
サルバドール・ドミンゴ・フェリペ・ハシント・ダリ・ドメネク
(Salvador Domingo Felipe Jacinto Dalí Domenech)
数々の奇行でも知られている



ダリの作品から放出される
‘狂気’とか‘歪み’‘不条理’みたいなもが
精神の奥底にある感情と共鳴する

人の心には
‘善’と‘悪’‘光’と‘闇’が
共存している訳だけど
そのダークな歪んだ部分が
ダリの作品と対峙することによって
沈静化するというか
穏やかなものに浄化されるような気がするんだよね



ムンクの‘叫び’もそう
感じ方は人それぞれなんだけど
小生の場合は
自分の中にある
形のない歪みが
視覚によって認識されることにより
自己の修正が利くって言えばいいのかな~

ダリのすべての作品を
この目で見た訳ではないので
偏った物言いなのかもしれないけどね


Métro⑫:Abbesses
Adresse:11,rue Poulbot 18e
10:00~18:00(年中無休)
料金:大人10€
    26歳以下の学生6€
    子供も6€だったかな?

彫刻とオブジェ約30点
挿絵やリトグラフが約300点
映像も楽しめます

URL:www.daliparis.com

モーリス・ベジャール

2007-11-24 | もろもろアート


モーリス・ベジャールの特集が放送されています
氏との出会いは
有吉京子の「SWAN」というコミックです

主人公聖真澄が
NYでレオンハルト・フォン・クライストと
モーリス・ベジャールの振付による‘牧師の午後’を
踊る・・・
という箇所だったか・・・

公演作品だけでなく
普段のレッスン風景も放送されているのですが
一見
とても厳つい
おっかないおじさんに見えるんだけど
ダンサーさん達に振付をする表情は
とても優しげです

年齢を感じさせない斬新な振付・・・
実際生の舞台で見ると
もっと躍動感を感じることができるんだろうな~

バレエが好きで
バレエの無限性を
追求する人生をひたすらに
歩んできた方なんですね



その
現代舞踊界の重鎮の1人
フランス人振付師のモーリス・ベジャールが
スイスの病院で亡くなったと
同氏が創設した「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」の
スポークスマンが発表しました

享年80歳
ベジャールは
腎臓と心臓の疾患のため
最近数カ月間入退院を繰り返していたそうです
来年早々
パリで「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」の公演があり
当然
氏が振付すると思っていたのに・・・

特に「ボレロ」は
日本でもかなり知られているのではないでしょうか


ご冥福をお祈り致します

Concert

2007-10-24 | もろもろアート


日本人演奏家4名による
ピアノ、チェロ、ソプラノの
演奏会を聴くためにSte-Croixまで足を運んでみました

演奏会は
教会で行われ
しかも時刻は夜・・・

興味深々



通りから教会の扉に向かうためには
教会のお庭を通るのですが
通りと庭の境界には
鉄格子・・・

恐らく普段は
この鉄格子の扉も
鍵がかけられで
入れないのではないでしょうか

ラッキーです



ベートーベンの‘月光’を始め
ドビッシー
ブラームス
メンデルスゾーンといった
作曲家の作品を
堪能させて頂きました




が・・・
夏でも涼しい教会内

季節は10月
時刻は19時過ぎ・・・

演奏の後半にもなりますと
時計の針は21時をまわります

さ寒い・・・
足元から忍び寄る‘凍’



そろそろ・・・

終わるかな~
と思ったら再び始まる
チェロの演奏・・・


皆さん
夜の教会にお出かけの際は
暖かくして
お出かけ下さい