2018年8月のこと。
福岡県北九州市、
足立山妙見宮で開催された
「天平時代・白拍子 装束体験会」に
参加させていただきました。
女人舞楽原笙会さんによる体験会です。
私は天平衣装でお願いしました。
※写真撮影は同行してくれた友達によるものです。
当日サプライズ!
ご厚意で私の髪とつけ毛を用いて双髻(そうけい)に結っていただきました。
思いがけずびっくり。
額には花鈿(かでん)もかいていただきました。
胸もと
領巾[比礼](ひれ)も素敵!
領巾[比礼](ひれ)を振って気分は松浦佐用姫!?
※参考:鏡山<領巾振山>山頂にある松浦佐用姫像です。
大伴狭手彦との別れを惜しみ領巾(ひれ)を振る姿。 ご一緒した友達は白拍子姿に
麗しい!!
楽しく貴重な時間を過ごすことができました。
ありがとうございました。
2018年8月の奈良旅行でのこと。
近鉄「飛鳥」駅近くにある
コッコロ*カフェをお訪ねしてランチをいただきました。
外観も内装も素敵!
野菜と鶏ひき肉の煮物
キノコの衣揚げ
キャベツと生姜の甘酢漬け
キュウリとセロリの塩麹和え
かぼちゃと枝豆のマリネ
野菜のトマト煮
とうもろこしの冷製スープ
雑穀ごはん
気まぐれミニジュース
どれもおいしい&ヘルシー!!
一番気に入ったのはとうもろこしの冷製スープ。
この量でお値段もリーズナブルでした。
またお訪ねしたいです。
2018年8月の奈良旅行でのこと。
奈良県立万葉文化館のミュージアムショップにて
「三輪そうめん 山本」の『麦縄菓子(むぎなわがし)』を買いました。
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麦縄菓子(国産小麦使用)
古来大陸より伝来した小麦での麺作りは、一方では細いそうめんとして、
又一方では原型を留めた形で菓子として今も親しまれています。
そうめんと同じルーツから派生した麦縄菓子の味をお楽しみください。
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油菓子なので歯ごたえはバリバリボリボリという感じ。
ほんのり塩味。
噛むほどに小麦粉のうま味が口いっぱいに広がります。
癖になりそうな素朴なおいしさ。
何本でも食べられそうです(笑)
奈良旅行中、素麺(そうめん)もいただいたのでした。
麦縄(むぎなわ)は索餅(さくべい)とも呼ばれています。 索餅とは
『平安時代史事典』より
“小麦粉と米粉を水で練り、それに塩を混ぜて縄状にした食品。
その形状から麦縄{むぎなわ}ともいう。乾燥して保存し、
茹でて醤・未醤・酢などに付けて食したらしい。”
“七月七日の七夕には瘧除{ぎやくよ}けのため食され、
そののち素麺がこれに代わって長い伝統となった。”
索餅を運ぶ女房(写真は風俗博物館の過去の展示の様子です)
平安時代の索餅[麦縄]は油で揚げたものだけではなかったのですね。
唐菓子のひとつと言われているので油を使っている印象がありました。
『風俗博物館』のサイト内のページより
“鎌倉時代から室町時代になると、七夕の食べ物として
あったこの索餅の位置に「素麺(そうめん)」が取って
代わるようになる。油などを利用して小麦粉が伸びる
性質を利用して素麺が作られていることを考えると、
索餅は素麺の原型であったようだ。”
平安時代、七夕に索餅が食べられていたけれども
中世以降、七夕には素麺が食べられるようになったのですね。
その転換期が気になるところです。
食べ物の文化や歴史も興味深いです~。
2018年8月の奈良旅行でのこと。
奈良県高市郡明日香村飛鳥にある
奈良県立万葉文化館を訪ねました。
現在、
特別展「マンガで語る古代大和―学術と創造の融合―『天上の虹』にみる創造の世界」開催中!
~9月30日(日)まで。
中学時代に友達からすすめられた
漫画「天上の虹」を読んだのがきっかけで
古代に興味を持つようになりました。
「天上の虹」の続きを知りたいあまりに
天皇家の系図を自作してみたり…。
この度、憧れの地“飛鳥”で
「天上の虹」の原稿を見られるとあらば行きたい!
と思い8年ぶりに飛鳥を訪ねました。
乙巳の変から壬申の乱まで1巻から7巻までの
「天上の虹」原稿がずらりと並び
パネルでは学術資料と里中さんの創作部分について
それぞれが解説されており大変興味深く拝見しました。
原稿から漫画の技法をうかがい知ることもできて大興奮。
昔、テレビで里中満智子さんによる漫画の描きかた講座が
放送され熱心に見ていたので懐かしい思いがしました。
歴史的にも漫画の技術的にも幸せに満ちた時間をいただけました。
万葉文化館に行くことができて本当によかったです。
ミュージアムショップで
「天上の虹」クリアファイルと『麦縄菓子』(後日ブログにupします)を
買えてほくほく。
万葉文化館 入口のせんとくん
敷地内でうま味がしみしみのこんにゃく「かめこん」を食べました。
亀のかたちをしています。
おいしかったですよー!! バスの車窓から遥拝(?)
天武・持統天皇陵をバスから見ることが出来ました。
次回、飛鳥を訪ねる時にはゆっくりお参りしたいと思います。
2018年8月の奈良旅行でのこと。
奈良市にある
奈良の雑貨とカフェBAR「ことのまあかり」さんを訪ねて
削氷(けずりひ)『氷高』をいただきました。
ことのまあかりさんの入口
鋺(かなまり=金属製の椀)に入っている削氷(けずりひ=かき氷)が涼しげ。
シロップをかけて金の匙でいただきます
きらめく琥珀糖が可愛い。
かき氷のなかにアイスが入っているのでした。
おいしかったです!!
『枕草子』「あてなるもの(=高貴なもの)」に登場する文章が脳裏に浮かびます。
削り氷(けずりひ)に甘葛(あまづら)入れて、あたらしき鋺(かなまり)に入れたる。
(削り氷に甘葛(あまづら)を入れて、新しい金属製の碗に入れてあるの。)
※「新編日本古典文学全集18 枕草子」小学館発行 より
現代でいうところのかき氷に甘葛(あまづら)をかけて
新しい金属製の碗に入れてあるのを高貴なもののひとつとして
清少納言は挙げています。
鋺(かなまり)に入った削氷を食べて
優雅な気持ちになれますね!