梶の「趣楽独言」

陶芸・家庭菜園・ダンス・碁・蕎麦打ちなど趣味三昧に生きる老人の独り言

初めての陶芸(34)円柱(タタラ)成形

2007年09月14日 | 陶芸講座
 今回はタタラでの円柱作りです。タタラの作り方は葉皿・手鉢と同じです。この円柱作りの方法で5mmの厚さのタタラを作り、高さ10cmほどの円柱に取っ手を付けるとコーヒーカップが出来ます。

1)目的
   タタラ作りの基本的な事を覚る。
    タタラの作り方
     粘土の固さ、叩いて締める、表面を綺麗にするなど
    タタラの接着方法
2)土練り
   タタラ作りは荒練を充分に行う事が重要。
    粘土を均一にする事、締める事を目的に行う。
    よく練られていないと板状ですので、本焼き時に変形したり、
    ひび割れの原因になる。
   今回は荒練の後に菊練を行う。
    粘土の空気を抜く、締める事を目的に行う。
3)粘土の硬さ
 タタラ板を作る粘土は固めの方がよい。
   柔らかい粘土を使うと、本焼き時に変形する原因になる。
   粘土が柔らかい時には、荒練を行えば粘土は硬くなる。
4)タタラを作る
 粘土の塊を作る。
   板を作る為の粘土はよく締める。
     締めが足りないと焼いた時に変形する。
 粘土の塊は作品の大きさより大き目の塊を作る。
     2Πx(筒の半径+タタラの厚さ)の長さ以上が必要。
 タタラ板を両側に重ね、丸棒を転がし平らにする。
 タタラ板を用いてタタラを作る。
   タタラ板を両側に重ね、紐を使いタタラ板を切り取る。
    厚さは7mm
    縦は円柱の高さ
    横は2Πx(筒の半径+タタラの厚さ)に少し余裕を持つ
   紐の使い方は成形時の使い方と同じ。
      少し外側に引っ張るように切ると切り易い。
   切り取ったタタラ板はベニヤ板の上に新聞紙を敷き、その上に置く。
 タタラの表面を綺麗にする。
   ヘラで綺麗にする。
   タタラを裏返しにする時はもう一枚新聞紙を敷いたベニヤ板を
   タタラの上面に置き、両方の板を使い裏返しにする。
     手で持つとタタラが変形する。
 タタラを乾燥させる。
    新聞紙の上に置きタタラを有る程度乾燥させる。
 底の部分のタタラを作る
    厚さは7mm
    タタラの胴の厚さを考慮して、筒の大きさより大きなタタラを作る。
5)円柱作り
 筒に円柱の高さより少し長い幅に新聞紙を切り、円柱に巻きセロテープで留める。
  粘土が筒に付くのを防ぐ。
 タタラの表面の側に新聞紙を置き、裏側を筒に巻き付ける。
  この時に底面は筒の底辺に合わせるように、丁寧に巻き付ける。
  新聞紙は巻く時の手の跡が付かないようにする為。
 一周したら、粘土の重なっている部分を45度の角度で切る。
 切断面に線を入れ、ドベを塗り、接着する。
  接着面を密着させる。
 底辺のタタラの接着面と円柱の底辺のタタラに線を入れ、ドベを塗る。
 底辺のタタラと円柱のタタラを接合する。
  接着箇所にドベを塗る。
 円柱が完成したら、筒を抜く。そして新聞紙を取る。
  内側の接着面を密着させる。
 必要ならば円柱の上部を締めながら口の形を作る。
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