鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

Tさんが亡くなられた。

2017-10-20 21:15:21 | 日記
お盆休み以来、急に来院されなくなって気にしていたTさんが亡くなられた、と同じ施設の方から伺った。 自身の鍼灸学校入学を知って鍼灸免許取得後の最初の患者にしてもらう、と鍼灸学校卒業、国試合格を楽しみにして下さっていた方であった。 夏のはじめに病気が見つかり、もう何回も手術しているから手術はもう嫌、酷くなったらホスピスへと言われていたが、まさかこんなに早く亡くなられるとは……心からのご冥福をお祈り . . . 本文を読む

豪式フットボール選手の記事(朝日新聞)の不思議〜性同一性障害とは〜

2017-10-19 13:24:08 | 日記
今朝の朝日新聞の記事に、性同一性障害とは何なのか?と改めて考えさせられた。 今朝の朝日新聞に、性同一性障害を理由として女性になった?人物が、豪式フットボールのリーグへの参加を拒絶され、そのことに対して「失望している」と発言し、参加を認めない基準が曖昧であるとの批判もある、とあった。 当初は、何事にもいろんな考えや立場、意見があるものだから……と、何の思いもわかずに読んでいたのだが、よく読むと、 . . . 本文を読む

審美六鍼・ざん鍼の用法〜技の習得の構造〜

2017-10-18 23:14:11 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
審美六鍼、実技授業三回目。前回、六鍼すべての使いかたのデモと実技であったが、今回はざん鍼(と圓利鍼)の使いかたのデモと実技であった。 デモを見て、自身でデモのモデルとなってのざん鍼の使いかたのイメージは、軽い圧での接触鍼であったが担当教員によるチェックは、皮膚に圧を加えないでの接触鍼であった。 技というものは、現実の技を媒介としての指導者との直接的な認識のやりとりがあってはじめて可能となるもの . . . 本文を読む

田七人参と救心〜薬?の陰と陽〜

2017-10-17 08:12:50 | 漢方薬、食
田七人参を試した。薬?にも陰と陽があるのだと、思える。 数日間、救心を試してその心身を高揚させてくれる覚醒効果に驚かされた、のではあるが逆に夜の寝つきが悪い様に思える(あくまで個人の感想)。 一昨日から救心を飲むこと止めているのだが一昨日の夜も寝つきが悪く……昨夜は田七人参を試したところ、数分で眠りに落ちてしまった様で、今朝はさわやかに目覚めた。田七人参の鎮静効果なのではと思える(あくまで個人 . . . 本文を読む

過去問題集に学ぶ〜その意味を統計学から考える〜

2017-10-16 22:54:47 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
今週末の日曜日に鍼灸学校で第3回合同模試が行われる。その為に『2018国家試験過去問題集』(医道の日本社)による学びを行う予定である、のでそのことの意味を改めて考えてみる。 国家試験や模試、学内試験等々の受験の為に過去問題集の学びを、ということはどの分野の受験であっても常識であり、その有効性は自明のことであるとされている。 しかしながら、経験的にはそうであっても、少し考えてみると、過去問題集と . . . 本文を読む

電気治療について(増補)〜治療を人間と外界との相互浸透と考えると〜

2017-10-16 06:24:07 | 鍼灸術・手技療法術
電気治療というものを改めて考えると、それは本当に安全かつ有効なものなのだろうか?との疑問がある。 現在、電気治療は接骨院や鍼灸院(特に鍼灸接骨院)、あるいは病院でも安全かつ有効な治療であるとして普通に行われている。ネットで調べて見ても、そのデメリットや危険性についての記述にはほとんどお目にかかることが無い。(この記事を書いた後に、いろいろと検索ワードを変えて試すと、電気治療の危険性を指摘した記事 . . . 本文を読む

「救心」を試す(増補)〜和漢方薬に視る東洋医学とは何か〜

2017-10-14 23:08:57 | 漢方薬、食
救心を試した。その効果に驚かされるとともに東洋医学と西洋医学の違いということの自身のイメージがそれなりに、と思えた。 鍼灸学校入学以来、日常的な睡眠不足があるのでそれを整える方法の一つとして漢方薬、和漢方薬等をあれこれ試している、またこのことは東洋医学を学ぶのに鍼灸の学びだけでは不足であろうとの思いからも、である。 そのなかで、先日試した「牛黄」の効果を実感したことから、牛黄を使った(和)漢方 . . . 本文を読む

『科学的看護論 第3版』を読み返す〜事物の過程性を見ることの必要性〜

2017-10-13 08:00:24 | 看護学・医学
『科学的看護論 第3版』(薄井坦子著 日本看護協会出版会)を読み返している。説かれることとともにその背後にあるものの大いさに圧倒される。 『科学的看護論』の最初の版は何度も読み返していたものの、『科学的看護論 第3版』は一度は目を通したものの、「難しくなったなあ」との思いを持っただけで、ゆえに、その後は読み返すことは無かった。 今回、読み返してみて「難しい」との思いは変わらないものの、説かれる . . . 本文を読む

経穴を問う、とは〜問うてはならないものがあるのか?〜

2017-10-12 22:01:10 | 鍼灸理論・東洋医学
経穴を問う上での疑問。問うてはならないものがあるのか? 鍼灸学校では「経穴とは診断点(反応点)であり同時に治療点である。」と教わり、また「経穴は中国四千年?日本千五百年の経験の積み重ねで有効性が確認されたものである。(から正しいのだ)」とも教わる。 しかしながら、自身の実践経験上からは概ね反応点=治療点であるものの、ときには反応点≠治療点、治療点≠反応点ということも無いでは無い。 そのことに . . . 本文を読む

秋の田圃〜自身の美意識について〜

2017-10-12 16:56:18 | 日記
田圃の風景の美しさに、自身の美意識というものの一面をはじめて明確に自覚させられた、との思いする。 駅から自宅への道からの秋の田圃の風景の美しさに、思わず写真を撮った。それを眺めていると、先日のウロコ雲の写真との共通性に気づかされた。 そう気づいて、あれこれ振り返ると、例えば、酒井抱一の朝顔や燕子花等の同じ?花が繰り返される屏風とか音楽ではボレロとか......同じ主題が規則性を(ある程度)持っ . . . 本文を読む

「審美六鍼」〜その現代的意義について〜

2017-10-11 21:28:59 | 鍼灸学校での学び・国試勉強・受験勉強
審美六鍼による施術を受けた。その効果実感された、と思える。 今夜の鍼灸実技は「審美六鍼」であった。詳細には改めて説くつもりであるが、施術を受けている間、またその後も猛烈な睡魔に襲われた。これは、指導教員のデモを受けていた同級生も同じくであったので......。 「審美六鍼」というものの意義、美容ということだけではなく、と思えた。今後の授業で学びを深めていくとともに改めて説きたいと思う。 「審美 . . . 本文を読む

残暑〜に自身の姿を重ねてみると〜

2017-10-10 17:06:50 | 日記
今日の暑さで、そろそろ終わりと思っていた河原での歩く、走るがしっかりと行えた。 とは言え、季節外れの暑さであるから、続いても数日であり、いずれは秋から冬へと季節は変わって行くはずであるから、せっかくの天恵を無駄にしないようにと思うのだが、同時に、これは自身の姿そのものとも思え、出来る時に出来る限りのことを......との思いに。 今日は、季節が一月ほど逆戻りしたかのごとくの一日であった。 . . . 本文を読む

iPhone の通信不具合〜全部を診る実力の必要性〜

2017-10-09 23:14:13 | 日記
携帯電話を解約して新たにスマホ+sim カードにしたのだが通信状態が悪く、AppleとMineoへの問い合わせと端末の操作で1日が終わってしまった。何事にも全体を診る実力が必要なのだということ痛感された。 そこには、大きく二つの問題があった。一つには、直接診てもらうのでは無くて電話サポートであるので、なかなかに状況が分かってもらえないということ。 もう一つは、スマホはスマホの専門家であり、si . . . 本文を読む

Battery life 〜診断ということの意義を実感させてくれるアプリ〜

2017-10-08 18:16:39 | 日記
スマホ、タブレット端末のバッテリー診断アプリBattery life を試した。その有効性、必要性感じられる。 先日来のバッテリーの充電が上手くいかなかったということ、漸くに充電コードの問題であると分かって問題は解決された、と当初は思っていた。 しかしながら、何か釈然としないものがあった。端的には、自身が問題が解決したとしているものは、あれこれ試しているうちに偶然にであって、でしかないのであっ . . . 本文を読む

経穴テスト終了、卒業臨床実技試験結果発表、今後の予定

2017-10-07 21:22:56 | 日記
今夜、後期の臨床実技の知識的な資格試験としての経穴のテストがあった。その後、先日行われた後期の臨床実技の実技的な資格試験であるところの卒業臨床実技試験の結果発表があった。 経穴のテストは100問中90問くらいは正解出来た感触があったし、時間不足で大失敗と思っていた卒業臨床実技試験も無事?及第点が取れた。 今月末の日曜日には第3回模擬試験が、一月半後には卒業一次試験が控えているが、学科試験的には . . . 本文を読む