鍼灸如何に学ぶべきか~科学的鍼灸論の構築のために~

鍼灸の理論と術にかかわる初歩的・基本的な問題を中心に科学的=論理的に唯物論を把持して説(解)いて行きたい、と思います。

弁証法修得のための「オマジナイ」〜入門書を書ける実力とは〜

2020-03-05 08:40:00 | 弁証術
『全集第三巻』で、弁証法修得のための「オマジナイ」を説いていただいている。道を極めると、このような事が可能になるのだと感心させられる。『全集第三巻』(正確には、『南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第三巻』)、当初は、数段難しくなってしまったなあ、との思いで読み進めていったのだが、読み進めていくと難しいけれどもそこから自身の実践の示唆をいただける、知りたかったこと、知るべきだったことを説いていただ . . . 本文を読む

珈琲を淹れる〜そのことを弁証術的に、と捉え返す〜

2017-12-20 22:15:45 | 弁証術
今朝は、時間に少し余裕があったので朝から珈琲を淹れた。そのことを弁証術的に捉え返した。 お湯をポットに沸かして、お湯が沸く時間に豆をミルで碾き、お湯が沸いたらドリッパーを温め、ペーパーフィルターをセットし碾いた豆を入れ、沸騰したお湯を豆全体に行き渡るようにかつサーバーへと落ちないように注ぎ、豆にお湯を含ませ膨らませる。豆が軽く膨らんで、落ち着いたら(十数秒くらいか)ポットの注ぎ口から細く静かにお . . . 本文を読む

テレビドラマ『陸王』に学ぶ〜作家の弁証術的アタマの働き〜

2017-12-18 14:41:34 | 弁証術
『陸王』を観た。弁証術ということのイメージがより具体性を持ったものとしてイメージ出来た、と思えるとともに自身の、は全く不足である、と痛感された。 昨夜の『陸王』、役所広司の演じる「こはぜ屋」の社長が、「陸王」を作るためにはFelixという大企業に買収されるしか無い、との周囲からの説得に抗って、あくまでも「こはぜ屋」の存続を主張していたのが、合理的に考えるならば「陸王」を作るには買収に応じるしか無 . . . 本文を読む

『哲学・論理学原論〔新世紀編〕』を再読する〜自身の専門、日常生活での弁証術〜

2017-12-16 13:58:24 | 弁証術
『哲学・論理学原論〔新世紀編〕』(南郷継正著 現代社)を読み返している。そのことで、弁証術の姿が次第次第に明確になっていく様に思えるとともに、自身の二十四時間、関わるあるあらゆるものを弁証術の学びとして行わねば、とその必要性痛感される。 現在、『哲学・論理学原論』を読み返しているのであるが、そこに説かれている弁証術=古代弁証法=(ソクラテス・)プラトン・アリストテレスの弁証法(διαλεκτικ . . . 本文を読む

「独りっきりの二人問答」について〜弁証術いかに学ぶべきか〜

2017-11-27 17:06:29 | 弁証術
『哲学・論理学原論』で「独りっきりの二人問答」として説いていただいていること、闘論の場を持てない場合の、一人での弁証術の学びかたである、と思える。 『哲学・論理学原論』を読むと弁証術の学びのための闘論の場を持つことの必要性、痛感されるのであるが、現在の自身にはそのような場を持つことは望むべくもないので、南郷先生がその大事性、必須性を説かれる度に途方にくれる、しかない。 それでも、もし南郷先生が . . . 本文を読む

弁証術とはなにか~弁証術と弁証法の区別と連関~

2015-11-26 13:30:55 | 弁証術
「南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第二巻」(現代社)読み返している。弁証術とはなにか。弁証術とは弁証法にとって如何なる意義を持つのか、持たせるべきなのか。が、朧げながらではあるが、漸くにイメージ出来た。と思える。 また、そのことで、弁証法の過程的構造である。と思う、新旧二つの弁証法。ということも、イメージ出来て行けそうに思う。 昨日は、「南郷継正 武道哲学 著作・講義全集 第二巻」の第二部 . . . 本文を読む

病の深まりの一般的な像についての質問~質問とは~

2015-11-07 13:20:03 | 弁証術
東洋医学に関わっての質問した。質問とは如何にあるべきか?と改めて考えた。 昨日、東洋医学の担当教員に、「外因と内因の病の深まりの過程は違うのか?(東洋医学では違うと考えるのか?)」、「東洋医学では、病の深まりの一般的な像というものはあるのか?」と問うた。 それに対して、外因による病、それが病となっていくには内因がある。と縷縷説明いただいた。また、病の深まりとして、太陽病→少陽病→陽明病→太陰病 . . . 本文を読む

十二人の優しい日本人~滅ぼし合う対立物の統一~

2015-07-16 21:39:47 | 弁証術
「十二人の優しい日本人」(中原俊監督 三谷幸喜脚本)観た。古代ギリシャの弁証法の一コマを視た思いした。 臨床心理学の授業で、個性的かつ典型的な十二人の登場人物のやりとりを見て自身の苦手な人物を選び、その人物を如何に説得するかを考える。という課題をアタマにおいて観て下さいというイントロダクションで、「十二人の優しい日本人」(もともとは「12人の怒れる男」レジナルド・ローズ原作)を観た。 当初の大 . . . 本文を読む