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「キングスマン ファースト・エージェント」 PG12 マシュー ボーン監督 米 ✗

2021-12-31 | 2021映画評


「キングスマン ファースト・エージェント」 PG12 マシュー ボーン監督 米 ✗

 最強のスパイ組織「キングスマン」の誕生秘話を映画化しました。
 20世紀初頭第一次世界大戦勃発は裏でさまざまな思惑がありました。秘境に隠れるように組織化し毒と秘薬で政治家たちを動かし戦争を企てている一味に対し、オックスフォード公爵オーランド(レイフ ファインズ)は息子のコンラッド(ハリス ディキンソン)とともになんとか戦争を終わらせるためにさまざまな人脈を駆使して挑むのですが・・・。

 1902年から戦争が始まっていく様子が描かれ歴史の勉強にもなりました。カシミヤ山羊使いが本当にいたかどうかは不明ですが、ありそうな話です。動物を見くびってはいけない、という教訓もラストにあります。結局のところ、世界は西欧の一部の貴族たちによってもてあそばれているということでしょうか。現実としては貴族の皆さんの思惑で西欧の植民地はもっともその犠牲になっていますね。
 表でも裏でも女性たちの活躍が現代を反映しています。

 タバコは、数回映りました。(✗)

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