つれづれなる・・・日記?

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【映画】「硫黄島からの手紙 ~Letter From Iwo Jima~」雑感

2006年12月10日 | 映画/DVD
硫黄島からの手紙 ~Letter From Iwo Jima~

なかなか難しいというか、いろいろと考えさせれる映画でした。

初日行ってきましたわさ。
ドラマを横目でみつつ書いてますが、よかったという感想はやっぱりどこか、明らかに変で。なんとも言えない映画でした。
アカデミー賞にノミネートされる可能性は高そうな感じですが、たしかに、過去の作品の傾向からしたら、その手の作品なのかも知れません。























まず、見ている方の平均年齢の高さが。たぶん、40歳くらいかな。

一部、二宮さん目当てで、女子中学生を見受けましたが、ほとんどが、ご年配の方。
前作もそうでしたが、若いひとこそ見るべきだと思うんですが。

終わった時の感想・・・「虚脱感」という一言が適当かな。

戦争に対するもの、命に対するもの、そして、最後のワンカット(ネタばれのため割愛)。
結局なんだったんだろう。あの戦争は、あの硫黄島の戦いは・・・って感じですか。

前半はそうでもないんですが、戦闘が始まるとかなりきっつい映像も多々あり、人が飛ぶは燃えるわで。
死ぬシーンがリアルというか、きつかったなぁ。
自決のシーンが何回か、それも違った方法で。実際ああだったかと思うと。痛すぎる。見てられん。テレビでもやってことをやってました。


どう感想をまとめるか・・・・と考えましたが、かなり横から見たものを書きます。

まず、見る前に気になっていたのが、「目線」
日本目線で・・・ってことでした、作ったのはアメリカなわけで。
そうなると、さてどっち?ってところはありました。

オイラの個人的な意見ですが、「どっちつかず」

日本側からみたら「甘い」。
これはオイラの持ってる知識の中の話ですが、「上官は絶対」のはず。
あと、あの考え方を持っている、上の人間がいれば、もっと早く戦争は終わっていたかも。
今回も「中将」ですし。
実際はいたと思うんですけど、あの状況では、漏れ聞こえないだけなんだろうけど。
ただ、あの中将がいたから、35日なんていう長期戦になったわけだけど。
日本人に配慮して作った?って思えるところもあった(あえてどことは言いませんが)と思います。

アメリカ側見たら「あと一押し」ってところでした。
がんばって偏見なしに描いてたとは思います。
そこはわかるんですが・・・。
アメリカもあんなに甘くはないでしょ。
実際どこまで本当かわかりようがないですが。

海外で上映される=英語の翻訳がつくわけですが、オイラが馬鹿なだけですが、昔のものの言い方をしていることが多々あり、その意味が理解できてないところがありました。
そんなの訳どうすんの?ってのもあったし。
ちょっとだけ字幕が欲しかった気も。
ちなみに、全編日本語ではありません。
アメリカ兵も出てくるので、若干ですが英語がありますが、やっぱり訳はついてました。

最後・・・それからどしたの?ってどうしても思えて仕方ないです。
前作が実際の話だったのですが、今回もある程度事実にはそってるものの、生存者が少ないことや、描いている内容が内容だけに記録も少ないだろそ。
だから、当然、仮想の話は話ってのはわかるんだけど。。。

これを見て逆に前作を見たいと思いました。たぶん、DVDはまとめて出るような気がしてるので、見るつもりです。

ただ、中身が悪いなんてことは書くつもりは毛頭ございません。
よかった悪かったっていうのはどっか違ってる感想だと思えるんです。
実際、横の方は涙してましたし。それぞれが何かを感じればいいのではないでしょうか。(オイラとしては、そういうポイントはまったくなかったですが。)

あと、ぜんぜん映画とは別ですが、終わったあとに、映画の前にやるCMの匿名のアンケートがあって、回答時間3分で、QUOカード500円分ゲット。
なんか得した気分。

評点です。10点満点です。前作は一切無視です。。

物語:(6)
物語というくくりではないような気がしとります。

音楽:(5)
どうでもいい。爆音しか頭に残ってない。

映像:(8)
なんど目をつむったことか。変にリアルすぎ。

演出:(9)
そこまでせんでも。っていうくらい戦争ものでひさびさに引いた。

配役:(8)
オイラ的には、渡辺さんと伊原さんかな。
でも、みなさんよかったです。

総評:(8)
ぜひ見てください。前作の父親たちの星条旗は見てなくて問題はないと思います。

映画のHP
『硫黄島からの手紙 ~Letter From Iwo Jima~』


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