思い立ったが吉日

自分の好奇心のままにあれやこれ ドラマ感想を中心に興味あるものを綴っています

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シューカツ!

2008-11-01 23:18:10 | 読書
石田衣良さんの作品。

う〜ん、相変わらずうまいなぁ。
物語は、タイトルの通りとある私立大学生7人の就職活動である。
7人が目指しているのは最難関と言われるマスコミ企業への合格。
出版社、新聞社、テレビ局など高倍率の企業目指して奮闘する若者の姿を、色々な角度から描写している。

サクサクと読める作品なのだが、さすが石田さんだけあって軽い内容だけでは終わらなかった。
物語のヒロインである千晴は決して何かに恵まれているというわけではないのだけれど、彼女が一つ一つ努力していく様子はこちらに訴えるものがあった。
現代の若者の視点を見せてくれる、そんな作品でもあった。
ラストも、いかにも石田さんらしい終わり方。こちらとしては「え〜。」と言いたくもなるが、あれはあれで有りなのかと思わせるところはさすが。
大学生の就職活動の話なのに、何だかこちらがシャンと背筋を伸ばし頑張るぞ!と思える物語であった。
秋の読書に何か軽くて、元気が出るものをお探しならオススメの作品である。


<<番外>>この作品がもし映像化するならどんな配役がいいか、勝手に考えてしまった。
千 晴:井上真央さん(最初からこの人のイメージがあり、すぐに思いついた女優さん)
良 弘:松山ケンイチさん(意外と難しい役なので実力者の俳優さんを)
伸 子:夏帆さん(伸子の持つ柔らかい雰囲気が似合うかなと)
 圭 :水嶋ヒロさん(圭の持つ魅力を出してくれそうな気がする)
恵理子:香椎由宇さん(千晴同様、この女優さんがすぐに浮かんだ)
比呂氏:橋爪遼さん(理論派の比呂氏を丁寧に演じてくれそう)
真一郎:浅利陽介さん(こういう役も見たいなと思って)

うん、なかなかいい感じではないか、と一人自己満足。
読まれた方はどんな役者さんを思い浮かべたでしょうか?
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流星の絆 3

2008-11-01 22:20:14 | '08 秋のドラマ
見ていたようで見えていないもの。

静奈の元上司である高山を詐欺にはめることにした有明三兄妹。
高山の財テクであるという長所を生かしつつ、静奈の魅力を味方につけた方法で150万という大金を手に入れる。
この詐欺を行っている場面では高山の視点から描いていたため、緊迫感と後ろ暗さより笑いが先に出るものとなった。
そこに賛否両論意見が分かれそうだが、高山という軽い獲物には笑える詐欺で十分なのかもしれない。
そんな詐欺の最中に聞いた高山の「苦労してなさそう」という言葉に傷つく静奈。
自分がどれだけ苦労した人生を歩んできたのか、ということを理解してもらえないのは腹立たしい。それが高山ならなおさら。
しかし、そんな静奈の荒れた心を癒す功一。色々と変わった面のある兄貴だが、とてつもない魅力を持った兄貴でもある。

そんな中、柏原と萩村の二人から父親の賭博についての情報を聞いた功一。
母親のパチンコ狂いのこともあり、両親には200万にのぼる借金があったのだ。
功一と泰輔は記憶にあることではあったのだが、静奈は幼すぎてそのことを知らない。自分の知っている両親の別の顔に落ち込む静奈。そこでも功一が静奈を慰める。
功一と泰輔にとって静奈の存在は大きい。それがどういう存在として彼らの中にあるのかは、まだはっきりと分からない。しかし、自分達と静奈が血がつながっていないという事実を未だ話せないのは、その事実によって彼女が離れてしまうことを功一は恐れているのかもしれない。
それでも、自分達でその事実を伝えるべきだと確認しあう二人。
どちらが、どのような状況で伝えるのか。物語の大きなキーポイントになりそうだ。

前回の行成の行動を謝りに来た月村。彼から行成が「とがみ亭」の御曹司だと聞いた功一。ハヤシライスを求めていることも知り、父親のレシピを手に取る。
父親のレシピを眺めながら、功一には次なる詐欺のプランが出来たようだ。
行成から自分の父親のことを聞かれた功一が、正直に「殺された」と言った場面は何だか印象深かった。
功一にとって、あれは行成に対する宣戦布告のようなものだったのではないだろうか、と思ってしまった。

次回はいよいよ泰輔の目撃した人物登場のようである。
犯人はどうして両親を殺したのか。そしてその犯人は目撃した人物なのか。
行成の詐欺という流れの横で、有明三兄妹のもう一つの事件も展開するようで楽しみである。
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風のガーデン 4

2008-10-31 14:17:43 | '08 秋のドラマ
『ゲラニウム』

今までの自分との別れ。

水木のクリニックでの治療を受けるため、北海道へ旅立つ貞美。日付をよさこいソーラン祭の時期にして、娘・ルイが踊る姿を客席から見る。
「北の大地」という看板を見て、ルイの姿を探し、踊っている姿を見た貞美。
自然と流れでる涙が止まらないの胸中は一体どんなことを思っているのか。こちらまで胸詰まる思いになった。

化学療法の効果が殆ど見られなかったが、その結果よりも、さゆりからのメールを受け取ったときの落ち込みのほうが深かったように見える貞美。
貞美にとっての今回の北海道は、ルイと会うことが第一の目的だったのだろう。
茜から受け取ったメールに返信する貞美の手が、自分のこれからの未来を否応なく考えさせられてしまい、止まってしまう。貞美の人生のタイムリミットはすぐそこまで来ているのだ。そのことを改めて考えた貞美の目に止まった富良野の文字。

翌日、妻の墓参りと富良野の風のガーデンを訪れる。
こっそり訪れた風のガーデンでは、幼いころの姿しか覚えていない息子の姿を見る。思わず隠れ、こっそり盗み見る貞美。ルイのときとはまた違う感動が、貞美の中に沸き起こったように見えた。

東京に戻った貞美は、二神が事情聴衆を受けたことを知る。また、病院内の移動中に写真まで撮られてしまう。そのことを二神に謝罪し、以前頼まれていた医療器具のリストを渡す。
ここからの二人の会話は素晴らしかった。
自分の今の状況を嘆く二神に、自分の弱さを初めて人に見せる貞美。
今まで全く違う世界で生きてきて、何の接点も無かった二人が同じ病気を患うことによって感じるシンパシー。それが、同じ病気だから感じるものなのか、二人がやはりどこか似たもの同士だからなのか。
「仁義を持っている」二神と「格好つけてきた」貞美。両者に共通した自分達を取り巻く今の孤独は、二人の絆を深めることになったようだ。

その夜、妙子にモルヒネパッチを突きつけられた貞美。病気のことを笑いながら話し出す貞美はやはり格好つけだ。翌日、病院長に自分の状況をありのまま話す貞美。患者であり医師でもある自分に正確な判断を下し、「退職願」を預ける形となった。
自分を監視してくれと言った貞美が、今までと変わらず病院内で勤務する姿は切なかった。

一方、ルイは覚悟を決めて自分の恋に決着をつけようとする。しかし、その機会さえも奪われることになり、ひどく落ち込む。
結局、相手の乗った飛行機を一人見送ることで、彼女の中での決着とするしかなかったようだ。

お互いの知らぬところで、新しい一歩を踏み出した貞美とルイ。そんな中で、彼らが歩む道が交差する日も遠くないかもしれない。
物語途中の岳と貞三のやり取りも心温まるものだ。この温もりを4人で味わうことができるのだろうか。
今後の展開も楽しみである。
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OLにっぽん 4

2008-10-30 14:30:41 | '08 秋のドラマ
夢を抱き続ける難しさ。

朝比奈との結婚により寿退社を決意した島子。これによりリストラ問題から総務課を救えたことにホッとするのも束の間、作成したマニュアルが意図的に改ざんされるという事件が起こった。
犯人探しの命令を断った島子に代わり、その命令を受けたのは小旗。
張り切る小旗に一抹の不安を感じてしまう島子。
そんな時、後輩の都留が不審なメールを受け取っていることを知る。
職場の人たちは、島子にとっては大切な仲間である。その仲間を信じるという思いに変わりはないが、都留の様子がおかしいことが気になるようだ。

都留が気になる一方で、自分のこれからにも疑問を感じる島子。
寿退職に関して職場の仲間から驚かれ、中国人研修生二人からも信じられないという言葉。
本当に自分が納得している道なら、どんなことを言われようとも平気なのだろうが、自分が納得していない島子にとっては全てが胸に突き刺さるようである。
自分の夢について、キラキラとした目で語る張と楊に考えさせられたのは矢部だけではなかったのではないだろうか。
自分の祝いの席なのに、自分で全て準備したり動いたりしてしまうのは、それが習性というのとプラス総務課の仕事が好きでたまらないからである。
自分で決めた退職とはいえ、不器用だから二つのことをやらず課長の奥さん業をやると言う理由は、島子自身が言い聞かせているようで切ない。

データの改ざんをしたのが都留だと分かった島子は、本人に確認を取り、都留を激しく怒る。尊敬しており、大好きな先輩・島子から責められた都留はひどく落ち込んでいたところに、かつて自分が目指していた夢を見る。
営業の仕事に心底移りたかったわけではない、総務課の人たちを守りたかった気持ちもある。でも、本当は何をやりたかったのだろうか。
島子の結婚や中国のアウトソーシングなどで、自分を見つめなおし、悩みもがく都留の気持ちも十分に理解できる。
そんな自分の抱えている思いを全て出すかのような歌声は、島子でなくとも感動してしまうだろう。

島子の結婚相手の朝比奈。
島子を抱きしめ告白してしまう都留。
島子のお弁当を心底喜ぶ小旗。
島子をめぐる恋の行方はまだまだ続きそうである。総務課の運命とともに、こちらも気になるところ。
次回は総務課内部を離れた問題が起きたよう。これに対し、島子をはじめ、総務課のメンバーがどう立ち向かうのか楽しみである。
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篤姫43

2008-10-27 22:50:28 | 篤姫
『嫁の決心』

不幸の先にあるもの。

余りに早い家茂の死に大きな影を落とす大奥。
息子を亡くした天璋院と夫を亡くした和宮。二人の悲しみは日を追うごとに増すばかりだが、悲しみにくれてばかりいられぬほど時代はどんどん流れている。
そんな中、家茂亡き後の将軍に一橋慶喜が次の将軍に決まった。
納得ができない天璋院だったが、幕府の力の無さを知り了承するしかなかった。
どうにかして徳川を守っていきたいと思っている天璋院だが、そんなときに和宮は京へ戻るという噂を聞く。

真偽を確かめる天璋院は、未だ家茂の死から立ち直っていない和宮の姿を見る。
その姿に家定を亡くしたときの、かつての自分を重ねたのではないだろうか。
愛する人を亡くす辛さを知っている天璋院は、和宮の心から望んでいることを聞こうとするが、和宮にその声は届かない。それほど家茂の死が彼女を深い闇へと落としたのだろう。
その深い闇から連れ出そうと差し出される手に、何度か気づく和宮。
そんな和宮には兄である帝の死という、もう一つの悲しい知らせが届く。今の涙が乾ききらぬ間の訃報。こんなところもかつての天璋院の状況に似ているのは、何という偶然なのだろうか。

心安らかに過ごして欲しいと言う天璋院に、「母上様」と思わず口に出して自分の思いを口にする和宮。様々な不幸が和宮自身を大きく変え、ようやく家茂の死を正面から受け止める決意をしたようだ。
幸せも人を大きく変えるのかもしれないが、不幸も人を大きく変えるのかもしれない。
家茂の死という代償は大きかったが、それにより天璋院と和宮の絆が深まったのは喜ぶべきことだろう。

一方、大奥の外の世界では「列侯会議」が開かれ、日本国を一つに強くしようと薩摩が頑張っていた。しかし慶喜の前に失敗。
それにより、薩摩の中では倒幕の可能性がぐんと高まる。

ようやく天璋院と和宮が心通い合い、徳川を守っていこうとしている中で、外の世界はめまぐるしく状況が変化している。
そんななかで、天璋院と和宮率いる大奥が、時代にどれほどの力を持っていくのか。今後の展開も楽しみである。
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