「血のつながらない兄妹」って、まさか某あだちさんの漫画みたくはならんだろうなと思いつつ。
情報としては、予告だけです。
泣かせに来てるのは予告だけで十二分にわかってましたので、「泣かせるもんなら泣かしみぃ~!」って勢いで、でも、あまり期待せず見に行きました。
ネタばれあります。感動した方は読まない方がいいかも。
の前に。
実は、この映画を見るにあたり、もうひとつの目的が。
オイラにとって、映画館といえば、昔から難波のここ。
あの、ぼろぼろさが好きだったりしたんですが、やっと改装され、先日オープンしました。
それを見るという目的もあったりします。
○|○|に関しては、興味がありません。(爆)
神戸の○|○|に行ったことはありますが、そもそも服に興味のない人なので、ただ、眺めてほぼスルー状態。
いやぁ、本当にきれいになったもんだ。
以前の面影はいずこへ?って感じで。
どこで「泣け」とおっしゃってるんだか?
思った以上につっこみどころ満載の映画でした(爆)
頭っから、あんなでかい船なのに、甲板上がってるの1人かい!って軽~くかましてくれたし。
他にもけっこうありました。疲れるのでやめますが。
期待はしてませんでした、ただ、ちょっとでも泣ければ、最低、その空気すらあればと思ったのですが、話がみえちゃったところもあり、そこまで行かなかったかな。
これってドラマにもっていった方が、時間もかけれるし、もっと丁寧にエピソードもつっこめるし、いいじゃないでしょうかね。
なんて思いました。
恵子(麻生久美子さん)の別れとか、詐欺の話とか、あまりに唐突で、かつ、これで泣けるわけもなく。
特にこれと言った盛り上がりもなく高校も卒業し、大学に合格するところまであっというま。
一発咳き込んだシーンで、「そういやこれって『涙そうそう』なんだ・・」ってことに気付いて、最後のオチがわかってしまいました。
それまで、特になかったんですよね、泣けそうなところが。
で、そろそろ泣かしモードに・・・ってところであのシーンが来たわけで。
それ以外の泣かしモードってないのかな?何で、そう「人の死」直結させるんだか。
せっかく、恵子さんとも会えたんだし、恋話の一発や嫉妬話でもかますとかさ・・。なんかあったと思うんですけどね。
それも、そっからが、まぁ、あっという間だこと。(笑)
そんなあっさり逝かれてもさ。って。
最後の着物も唐突すぎ。
言葉だけでネタフリしてるのはしてるけどさ、あれだけでは弱いわ。
エンドロールもせっかく、着物があるってのに、あの写真だけでは・・・。
で、本当の最後の最後。あれって、最後でよかったのかな?
もっとうまく使えば、結構いいフリにはなったと思うけど。
周りは結構、泣いてました。嗚咽手前って方もいらっしゃいましたが、オイラとしては?と泣かしに来てるの?ってくらいで。
お約束の展開に・・・ってところです。
評点ですが、ちょっと厳しいかも。
物語:
早すぎてよくわかりません。
実際は5年くらいの話なんですが、ふと気付いたみたいな・・。
もっと丁寧にネふりしないとだめっしょ。
で、ラストは途中でわかったとはいえ、結局そこかい!それもえらいあっさりだったし。
音楽:
BEGINの「三線の花」はよかったですが、それ以外はどうも・・・。
映像:
景色はいいんだけど、それ以外の印象がない。
演出:
何も書くことないし。
配役:
これはあっていたと思います。それぞれが、それぞれらしい演技はされていたと思うし。外してはなかったと思います。
子役の2人はかわいかったかも。
総評:
+0.5
泣けないというよりは泣かしに来てこれかい!ってのが正しいかも。
オイラの涙腺がおかしくなってきたのか?
絶対「フラガール」の方が泣けるとおもうんだけど。
映画のHP
「涙そうそう」公式HP
次回、「夜のピクニック」、過度な期待はしてないけど、これよりはよかろう。