Sempre Attacco

JBCF JapanProTour 現:eNShare Racing Teamアテンダントのちゃりんこ日記

想い

2011年03月31日 | Weblog
東日本震災の今回の被害額が出てきた。政府の予想だと復興に25兆掛かる見込み。もちろん、原発被害や補償、個人への補償は含まれて居ない。
東電の株価も現時点で¥2500→¥400を切る勢い。管理銘柄に入らないのが不思議なくらい。いずれにしても、東電には補償担保能力は無いので、事実上の国有化にせざるを得ないだろう。
全体の復興額は個人的には約40-50兆と見た。(幅を持たせたのは、原発による被害額が増えると想定されるので。)
ウチの事業部は空調製品から撤退と言うことを決めたが、復興へ向けて必要とされるのに、道義的に出来るのかな?
それよりも、14-5年前の大阪への最初の転勤の時のように、阪神震災による一時的な東北地区公共予算削減の逆パターンがあるのではないか?
あの時は、元々土木のコンクリート構造物の営業活動(コンクリート橋梁上部工資材販売)をやっていたが、阪神震災による東北の公共予算後回しで、本職の土木営業が少なくなり、代わりに建築の基礎をやってくれ、という指令が下ったと言う経緯がある。
2年程、新規地域での基礎の営業活動をやっていたが、花開いたところに、大阪転勤となって建築を本格的に始めたという過去がある。
それから、普通の営業マンと違ったアプローチで仕事をしてやろうと言う考えの基、技術を勉強しだした。
今の構造設計については、元々小~中学校で、公文をやっていて、中学生で微積を既にやっていたので、数字に関しては何の苦も無い。
今のマイブームは、有限要素法の手計算の理論解を学んでいる。薄板・厚板、レビー・ナビエ・シュレンコフの解法、キルキホッフの定理、計算方式では共益勾配法etc。
やればやるほど的確に言える事は、複雑なものより、誰でも分かるシンプルな物が一番確実だという点。今の業務は塑性域でなく、弾性範囲でやるのだから、薄板で良いじゃない、FEMなんて、変に複雑にしなくて良いじゃないというところか。むしろ、FEMなんて使わずに略算で全て網羅できる。

話は脱線したが、東北は前回の勤務を含め、都合8年勤務した。
建築・土木・空調、ウチの事業部で取り扱っている大部分を知っています。出来ます。消音だけは後から出てきた分野なので、やった事無いが、消音は学べば出来るかな?
空調は、一担当として一般的な空調営業をやっていたし、東北地区にはプラント物件も多かったので、大口径で特殊物の管路資材を図面から拾って見積もりして営業していました。
また、当時の上司が開発営業というポジションに居たので、色々と調べまくりました。要は、営業としてニーズの把握ですな。
ある企業にヒアリング調査をして、こういう商品は使い道があるか?とか、無いか?とか色々な業種の企業に聞いて、提案して製品を形作っていくという作業。
東北人は優しい人が多く、ウチではこういう風に使えるね・・・とかアドバイスもらったりした。逆に、東京風の人間からは、お前はウチの企業に何しに来た!もしかしたら、産業スパイか?みたいまで扱われた事があったけど・・・。
そう、今で言う提案型営業ですよ。それを新製品に反映させて形作る。当時は一製品について50枚近いレポートを書いたもんだけど・・・。
ある製品についてはニーズ多しと判断し推進、しかし素材を代えて作るある商品は其の形態が逆に仇となり弱点となるので、徹底的に開発に反対。
当時の上司からも、物事をハッキリ言う営業マンとして、結構取り扱いづらかったのではないか?(だけど、色々と教えてもらって感謝しています。)
今の上にイエスばかり言っている営業マンや、新製品の何の提案も無い営業マンには、何も分からないでしょう。

言いたいのは、もし東北復興へ向けて、事業部が社員に対して募るなら、一番に手を挙げようと思っています。
いや、手を挙げたいのが本音。

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