けったらかまえる

ひとりごと

釜石の実績

2012年12月29日 | Weblog

釜石の奇跡ではない、実績だ、と小学生が言い切った。

奇跡ではなく、訓練や教育や判断による確かな裏づけが
あり、それが実行されただけ、ということなのかも
知れない。

その子から教わった感だった。

大人についていけばいい、と思っていた子。
いや、大人は避難もしないし何もしない、と読みきった子
がその間違いを指摘して友達や家族を説得して高台へと
導いた、という。

大人は一度覚えた、またそれが少し緩くなった想定、のまま
に従う。が、子供は違った。柔軟な判断と学んだ知識から
その時の危険な状況を感覚で感じとって、適切な行動を取った
ようだ。
脳の確かなメモリーとセンサーが働いた。

2Fに避難すれば、3Fなら大丈夫、という判断を大人はしていた。
いつも津波は来ない、という直近の経験で大人は判断していた。

映像を思い出した、という子供。
右脳が働き、スマトラ地震の津波映像や足元50cmで身動きで
きなくなった映像を思い出したという。
これからは映像も訓練や教育に効果を発揮することが分かる。

昔ながらの教えを繰り返し覚えさせたようだ。
津波てんでこ。
てんでんバラバラに逃げる。
家族を信用し避難していることを信じて自分自身で自分の命
を守る。有事の瞬間では探したり迎えに行ったりしない。
情報や呼び掛けの受身ではなく自分自身で行動する。
てんでんバラバラとなっても生きていれば会えること
を信じて。

元気な子供達を見て教えを説いた教授は涙ぐんでいた。

国営放送のアニメと映像を組み合わせた放送は素晴らしかった。
方言も的確だった。

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