官製談合

北海道における官製談合の実態

kenryuxの北海道の官製談合の実態(37)

2013-12-07 20:18:23 | Weblog
 旭川市は12月1日付で収賄容疑で逮捕された古川容疑者を課長職から一つ格下げして土木部主幹にしました。まだ、容疑だけで罪が確定していないのでこのような処分になったと思いますが、本命割り付けをして官製談合を主導し贈賄した加藤容疑者の親戚名義の口座には500万円ほどが入金されていたこともはっきりしています。
 そうであれば一つの格下げではなく平に落として停職処分にしても良いのではないでしょうか。旭川市としては古川容疑者に事実をすべて明らかにしてもらいたくないから軽い処分にしたと勘ぐられても仕方ないですね。
 このままでは給料は従前とおりに支給され、罪が確定して懲戒免職になるまでは年末手当等も支給されることになるでしょう。それでは市税の無駄遣い、泥棒に追銭です。
 旭川市の職員分限条例等による処分と思いますが納得いきません。

 旭川地検は古川容疑者を収賄だけでなく官製談合防止法違反の罪も適用し起訴したようですが、拓・飯沼建設が受注した工事についてのみ官製談合が行われたとするのはおかしいと思います。
 自分の会社で落札したいと思った工事を「この工事は拓・飯沼建設にさせるから、お前たちは手を引け。」と言われて他の業者は黙っていますか。「この工事は市の言うとおり拓・飯沼建設にやってもいい。その代わりにこの工事は私のところにください。」となるのが当たり前でしょう。
 拓建設工業のJV(共同企業体)のほか3JVが入札に参加していたというから、その3JVに対し割り付けをして工事を与えなければ3JVは黙っていないでしょう。

 あなたが会社の経営者だったら落札できる工事を他の業者に見返り無しで譲ってやることができますか。公共工事は年々減り、民間の工事も少ない、どんな工事でも喉から手が出るほど欲しいのに、それはできないでしょう。
 発注者の割り付けに従えばそれなりに仕事はもらえる。また、年間の予定も立てられる。だから割り付けには反対せず従っているのです。

 地検がどこまでできるか。公正取引委員会が調査に入ればその道の専門家ですから、旭川市の官製談合を明らかにしてくれると思うのですが無理ですね。

 それにしても飯沼建設、小さな会社ですが拓建設工業と合併しなければ細々とでもやっていけたのに合併したために倒産とは。ある情報によれば職員はすでに解雇されたとのこと。年末を控え可哀想ですね。

 今後の推移を見守りましょう。今日はこれにて


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