国家公務員の天下り規制、片山虎之助参院自民党幹事長の反対ですんなりいかず骨抜きになりそうですが、関係する業界に5年くらい天下りを禁止しないとダメでしょう。業界に天下ってその会社のために能力を発揮している者など何人いるのでしょうか。元いた省庁の部下に口利きをする能力しか無いと思います。
(3)でも触れましたが北海道のOBについても同じ。入札通知を受けて支庁や土木現業所へいき、公示用設計書をコピー後は入札に参加するだけ。予定価格は公表されているけれど見積書は入札に持参することを義務づけられているので見積もり積算はしなければならないが工事にについてはまず不可能、調査設計でも積算できる者はほんの一握りでコピーや入札書の提出だけなら給料の安い若者でもいくらでもできます。
今も同じと思いますが、これは北海道新聞にも載ったことがありますが農政部の技監が人選して斡旋、年収役職等を取り決め三者が記名、押印して決まります。
給料はOBの現給保証、年金を貰えるようになったら差額を保証するのが多いようですが会社によって異なるようです。小さな会社ではオーナーよりも多い場合があります。更に、OBの住居が会社より遠隔地にある場合は事務所として借り上げ電話、車も借り上げと至れり尽くせりの会社もあります。
OB一人受け入れるのには工事の場合は1億円、測量会社の場合は最低でも3千万円のお土産(本命割付で新たに貰える仕事)が必要だと言われています。公共事業が減ってきている現状ではOBを受け入れることは大変なことですが、OBがいれば事業量が10%減った場合、受注量の削減が5%ですむ場合もあり、力のあるOBがいる場合0%で済む場合もあります。ですから苦しくてもOBを受け入れざるを得ないのです。
お土産と言えば昭和47年に当時の農地開発部の某課長がI土建に入りました。
今まで一度も指名されていなかったのですが、初めて指名されていきなり3千万円ほどの工事を落札しました。その時のお土産は7千万円、現在にしたら3億円くらいでしょうか。
私の知っている会社でOBを断りました。現職の時にいじめられたそうでとても受け入れられるような人物でなかったそうで断りました。その結果、受注量は激減し見るも無惨な結果になりました。
いままで推薦した者は必ず受け入れてきたのに断られて技監が頭にきたのでしょうか。本命割付による官製談合が無くなればOBを受け入れる会社はほとんど無くなると思います。
次は入札にまつわる話です。
大きな工事は1回で落札せず2回、3回で落札するよう協会等で本命業者に指示していると書きましたが、ある時某係長が入札金額をなかなか読み上げず困っているので聞きますと1回目の最低価格の入札者が本命業者でないというのです。私はこの金額は落札ではないのでそのまま読み上げればいいでしょうと言うと読み上げましたが、その係長は1回目から3回目まで本命業者が最低でなければおかしいと思っていたようです。後で契約にきた業者、そのほうが不自然でないと思ってやったけれど混乱させてしまって申し訳ありません。次回から同じにしますと笑いながら謝っていました。
○○会社○千万円で落札と耕地部長が言うと落札した業者は”ありがとうございました”と立ち上がったお礼を言う習わしになっていました。ところが本命以外の業者が入札金額を間違って記入することがありました。例えば、3162万円と書くべきところ3126円と書いてしまった場合、それが予定価格を下回っていたら落札になります。本命業者は何も言えませんので黙っています。落札と言われた業者、立ち上がって”済みません間違いました”と言って謝りますが一度発表したものは取り消せませんので、後で全部下請けにして処理します。
ある時、A級業者ばかりの入札で本命以外の業者が落札してしまいました。その後何時もきていた取締役の担当者が顔を見せないので体でも悪くしたのかと他の業者に聞きましたら、入札で間違ったので責任を取らされやめたとのことでした。
毎年入札を希望する支庁や土木現業所に入札参加申込書を提出しますが、添付書類の工事経歴書には本命業者のには○千万円下請け、間違った業者のには○千万円元請けと全く同じ金額が記載されていました。
入札金額が同額でくじ引きになったこともあります。これは本命業者が他の当て馬業者に入札書に記載する金額を指示するとき、”うちは3555万円で入札するからお宅は3565万円で入札してください。”と自分の入札金額を相手に言った事が原因で起きるようで間違いはたまにあります。
業者がその工事を嫌って不落札になったことがありました。12月中旬の発注だったと思いますが耕地課長から○番の工事不落札になるからと言ってきました。3月までの工期で予算の都合で設計価格を下げたのでB級の本命業者は損することは目に見えているので辞退したのです。工事が出来なければ農家が困るので大手のM組に頼み込み引き受けて貰うことに、今まで一度も指名されたことのない業者で入札通知をして公示用設計書の閲覧にきました。”これだけの工事をたった4日で見積もりすれというのですか、もっと縦覧期間を取って貰わないと困ります。”と怒られました。わたしにそんなことを言っても困りますがね。
前回談合に加担しないという業者がいると書きましたが、その業者が本命の時もあるのです。委託業務ですがその業者が当て馬の時は本命業者は横取りされると困るので委託業務の場合の最低限価格ぎりぎりの60%くらいで落札しますが、入札結果を見ますとその業者が本命の時は80%以上で落札しています。他の業者は協会等から本命だと言われない場合は自分の仕事でないと思っているから95%くらいで入札していると思われます。公正取引委員会に摘発されても課徴金は取られないし、自分でやれる金額で仕事をとれるのだからいい方法ですね。
まだ書きたいことがあります。次回に
(3)でも触れましたが北海道のOBについても同じ。入札通知を受けて支庁や土木現業所へいき、公示用設計書をコピー後は入札に参加するだけ。予定価格は公表されているけれど見積書は入札に持参することを義務づけられているので見積もり積算はしなければならないが工事にについてはまず不可能、調査設計でも積算できる者はほんの一握りでコピーや入札書の提出だけなら給料の安い若者でもいくらでもできます。
今も同じと思いますが、これは北海道新聞にも載ったことがありますが農政部の技監が人選して斡旋、年収役職等を取り決め三者が記名、押印して決まります。
給料はOBの現給保証、年金を貰えるようになったら差額を保証するのが多いようですが会社によって異なるようです。小さな会社ではオーナーよりも多い場合があります。更に、OBの住居が会社より遠隔地にある場合は事務所として借り上げ電話、車も借り上げと至れり尽くせりの会社もあります。
OB一人受け入れるのには工事の場合は1億円、測量会社の場合は最低でも3千万円のお土産(本命割付で新たに貰える仕事)が必要だと言われています。公共事業が減ってきている現状ではOBを受け入れることは大変なことですが、OBがいれば事業量が10%減った場合、受注量の削減が5%ですむ場合もあり、力のあるOBがいる場合0%で済む場合もあります。ですから苦しくてもOBを受け入れざるを得ないのです。
お土産と言えば昭和47年に当時の農地開発部の某課長がI土建に入りました。
今まで一度も指名されていなかったのですが、初めて指名されていきなり3千万円ほどの工事を落札しました。その時のお土産は7千万円、現在にしたら3億円くらいでしょうか。
私の知っている会社でOBを断りました。現職の時にいじめられたそうでとても受け入れられるような人物でなかったそうで断りました。その結果、受注量は激減し見るも無惨な結果になりました。
いままで推薦した者は必ず受け入れてきたのに断られて技監が頭にきたのでしょうか。本命割付による官製談合が無くなればOBを受け入れる会社はほとんど無くなると思います。
次は入札にまつわる話です。
大きな工事は1回で落札せず2回、3回で落札するよう協会等で本命業者に指示していると書きましたが、ある時某係長が入札金額をなかなか読み上げず困っているので聞きますと1回目の最低価格の入札者が本命業者でないというのです。私はこの金額は落札ではないのでそのまま読み上げればいいでしょうと言うと読み上げましたが、その係長は1回目から3回目まで本命業者が最低でなければおかしいと思っていたようです。後で契約にきた業者、そのほうが不自然でないと思ってやったけれど混乱させてしまって申し訳ありません。次回から同じにしますと笑いながら謝っていました。
○○会社○千万円で落札と耕地部長が言うと落札した業者は”ありがとうございました”と立ち上がったお礼を言う習わしになっていました。ところが本命以外の業者が入札金額を間違って記入することがありました。例えば、3162万円と書くべきところ3126円と書いてしまった場合、それが予定価格を下回っていたら落札になります。本命業者は何も言えませんので黙っています。落札と言われた業者、立ち上がって”済みません間違いました”と言って謝りますが一度発表したものは取り消せませんので、後で全部下請けにして処理します。
ある時、A級業者ばかりの入札で本命以外の業者が落札してしまいました。その後何時もきていた取締役の担当者が顔を見せないので体でも悪くしたのかと他の業者に聞きましたら、入札で間違ったので責任を取らされやめたとのことでした。
毎年入札を希望する支庁や土木現業所に入札参加申込書を提出しますが、添付書類の工事経歴書には本命業者のには○千万円下請け、間違った業者のには○千万円元請けと全く同じ金額が記載されていました。
入札金額が同額でくじ引きになったこともあります。これは本命業者が他の当て馬業者に入札書に記載する金額を指示するとき、”うちは3555万円で入札するからお宅は3565万円で入札してください。”と自分の入札金額を相手に言った事が原因で起きるようで間違いはたまにあります。
業者がその工事を嫌って不落札になったことがありました。12月中旬の発注だったと思いますが耕地課長から○番の工事不落札になるからと言ってきました。3月までの工期で予算の都合で設計価格を下げたのでB級の本命業者は損することは目に見えているので辞退したのです。工事が出来なければ農家が困るので大手のM組に頼み込み引き受けて貰うことに、今まで一度も指名されたことのない業者で入札通知をして公示用設計書の閲覧にきました。”これだけの工事をたった4日で見積もりすれというのですか、もっと縦覧期間を取って貰わないと困ります。”と怒られました。わたしにそんなことを言っても困りますがね。
前回談合に加担しないという業者がいると書きましたが、その業者が本命の時もあるのです。委託業務ですがその業者が当て馬の時は本命業者は横取りされると困るので委託業務の場合の最低限価格ぎりぎりの60%くらいで落札しますが、入札結果を見ますとその業者が本命の時は80%以上で落札しています。他の業者は協会等から本命だと言われない場合は自分の仕事でないと思っているから95%くらいで入札していると思われます。公正取引委員会に摘発されても課徴金は取られないし、自分でやれる金額で仕事をとれるのだからいい方法ですね。
まだ書きたいことがあります。次回に