官製談合

北海道における官製談合の実態

kenryuxの北海道の官製談合の実態(20)

2008-08-10 10:54:14 | Weblog
 今回で20回目になりました。5,6回のつもりがあまりにも官製談合事件が多いので20回になってしまいました。
 
 7月29日に北海道が実施した当別ダムの入札、最低価格で入札した岩田地崎建設、伊藤組土建他1社のJVより約5億円高い価格で入札した指名停止になっていない鹿島、竹中土木、岩倉特定建設工事共同企業体が落札者に決定しました。
 これからどう議会にかけて議決されなければ最終決定となりませんが、道議会与党の自民党内からも今回の指名停止業者の参加に異論を唱えるものもおり、野党の民主党・道民連合も反対しておりそれらに配慮したものと思われる。
 しかし、今回の指名停止業者の参加は「高度な技術が必要」という理由で認めたものであり、そうであれば参加したJVはみなダム建設工事を完成させる能力を持っていることになる。本来ならば一番低い価格で入札したものを落札者とするのが正常であるのに技術力があるからと一番高い価格で入札した業者を落札者としたら他の業者には施工能力がないということになるのではないか。
 それならば何故、そのような業者を指名停止中にもかかわらず入札に参加させたのか説明ができないのではないか。
 
 高橋知事は道の財政状況が苦しいと職員の給与を引き下げたり、各種補助金を削減しているのに5億円以上も高い最高価格で入札した業者を何故落札者としたのか。それこそ税金の無駄遣いであり言っていることとやっていることが違う!
 道議会での徹底的な追及を望む。
 
 5日砂川市は砂川市立病院改築工事の一般競争入札を実施し、開発局完成談合などで道の指名停止処分中の業者を含む共同企業体が落札しました。
 落札したのは清水建設(東京)、岩田地崎建設ほかの共同企業体で落札額は79億3800万円、落札率はなんと94.14%明らかに完成談合である。
 砂川市は「病院建設には大手の技術力が必要」として本来指名停止すべき業者の処分を延期していたとのこと。泥棒に追い銭だ。
 処分保留の理由は技術力の問題のほか、原材料費高騰による参加業者の辞退などで2回入札が不調に終わっており、これ以上工事が遅れれば中心市街地活性化基本計画の補助金の対象外になることが懸念されるとしているが、国や道だってきちんと説明すれば市民の健康にかかわる病院建設ダメだとは言わないだろう。
 高橋あほみ知事が当別ダムで悪しき前例を作ったから砂川市も道がやっているのだから良いだろうと決めたか。入札が終わったから近く指名停止するとのこと。本末転倒である。本当に世も末ですね。

 ではまた次回
 


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