官製談合

北海道における官製談合の実態

kenryuxの北海道の官製談合の実態(14)

2008-01-20 12:05:57 | Weblog
 旭川市の西川市長には一杯食わされました。(3)で書きましたが旭川市は2007年4月から130万円以上の入札を一般競争入札にしました。(7)では4月の入札の落札率は前年度より約10%下がって81.4%、約4900万円浮いたとの新聞報道を伝えました。
 しかし、つい先日友人に聞いたところによると旭川市による本命割付はすぐに復活していたとのこと。市のホームページで調べましたら4月17日の入札では舗装工事,79.68%、79.67%、83.32%、79.64%で4本も取った業者があり、24日の入札でも67%,66%65%で3本落札した業者がおりました。旭川市の最低限価格の設定にも問題があります。
 これに対して業界が反発して強硬に西川市長に申し入れたようで、それに市長も抗しきれず従前通りの割付が復活したようです。
 それによって5月の落札率は90%台に逆戻りです。しかし、一部の業者が首を縦に振らずその場合は若干落札率が下がっているようです。
 まんべんなく業者に仕事を割り振るために小さな工事でも共同企業体を組ませて落札させています。5月31日の入札の一部を記載します。
  工事数量 予定価格(千円) 落札金額  落札率 企業体数
   189m   28460   26200  92.06   2社
   172m   26490   24500  92.49   2社
   265m   24280   22320  91.93   2社
   251m   30540   28090  91.97   2社
   314m   28570   26280  91.98   2社
   176m   14290   12360  86.50   2社
 上記の工事はすべて路盤改良と舗装工事で3本は一般土木業者と舗装業者の組み合わせ、他の4本は一般業者同士の組み合わせです。200mも無い工事をどうして2社の共同企業体にさせなければならないのでしょうか。
 確かに公共事業は減って業者は四苦八苦しています。それらの業者にいかに仕事を与えるか西川市長も苦しい立場にあることは分かります。しかし、官製談合と決別するために一般競争入札を導入したのにたった一ヶ月で逆戻りとは本当にがっかりしました。税金の無駄遣いは許されません。これは市民に対する裏切りで許すことは出来ません。市議に追及して貰いたいが知っている市議は西川市長の与党市議どうしたらよいでしょうか。
 また次回