わたしは六百山

サイゴンでの365日を書き直す 

ヤウ ベトナム便り 66

2006年05月21日 | できごと
こちらv-603.
まず、ベトナム便り53.にコメントをいただきました。
くださいませんか、といただけませんか、の使い分けですが、その後私もいろいろなシチュエーションを考えてみましたが、やはり、vietさんのおっしゃるように、謙譲語を使う方が日本人の表現としては自然だと思う、という理屈?に落ち着きました。
ありがとうございます。

このごろ、マンゴウに加えて、ヤウ という果物が売られるようになりました。
ヤウはイチゴのことですが、標高の高いDaLatでとれるストロベリーとちがって、いまHCMに出回っているヤウは、メコンのイチゴ といわれる、木になる3cmぐらいの実です。
2mmぐらいの果皮の中に、だいたい3つの種が入っていて、その種のまわりの柔らかな部分を食べます。食べるというより、この部分の甘酸っぱい部分を吸うあるいはしゃぶるといったらいいでしょうか。

毎日 雨が落ちます。
日本の梅雨のような雨の時もありますが、違うのは梅雨寒がないことと、必ず1時間ぐらいは強い日がさすことでしょうか。
スコールになることもありますが、なんとなくうっとうしい天気が続きます。
この気候のせいか、午後はかなり眠くなります。前夜しっかり寝ていても、ねむいのです。

Hotel 住まいに移って一週間が過ぎました。
ホテルといっても、貸し部屋ですから、3人の子供をふくめたオーナーの家族(2家族)がいます。それから、従業員がいます。(全員で12~14人と思うが、誰が何だかよくわからない)
全10室のうち、4室は家族と従業員用に使われ、残りの6室がホテルとして貸し出されています。
部屋は10畳ぐらいで、2ベッドと冷蔵庫、TV、サイドテーブル、洋箪笥、電話、エアコン、そして、洗面台・トイレ・ホットシャワーがあります。
とても狭いのですが、寝泊りするだけなら十分です。
興味津々の学生たちは、この狭い部屋に遊びに来ると言っていますが、日本だって6畳間に20人ぐらい入れますから、まあ大丈夫でしょう。
毎日ベッドメイキングをしてくれて、バスルームや部屋のそうじをし、洗濯したバスタオルを置いていってくれます。これは、とても、快適です。しかし、10時ごろ、まだ寝そべっていたいのに、突然ドアを開けて入ってきて、掃除をし始めるのには閉口なので、ドアノブに掛けるタグを作りました。そこにはベトナム語でこう書きました。「今、ねています」。
今まで暮らしていた学校の部屋とちがって、ここは人が住めるようになっています。
最低の居住空間が用意されていると感じます。
まだ一週間ですが、どうしていままでの教師達が着任後1ヶ月もたたないうちにホテルに移ったのかが、わかってきました。
学校の部屋は、一度便利な生活を体験した人間にとっては、そこで生活できるような空間ではなかったのです。
そんなところに、半年、よく生活できたものだと我ながら感心します。
TVは、NHKの海外向け衛星放送も見ることができます。
ホテルに移っていちばん今までとの違いを感じたのは、人との会話があるということです。
いま、このホテルには私をふくめて3人の日本人がいますが、他の外国人とも挨拶を交わすということは、いままで全くなかったことです。
こんなことが、新鮮さを感じさせます。
これから、後半の半年に向かいます。

はずれてしまった奥歯の詰め物ですが、近くの地元の歯医者へ行って元のようにはめ戻してもらいました。7ドルでした。これが、外国人がよく利用する歯医者にかかると、初診料(話をして歯をみてもらう)だけで35ドルですから、ずいぶん違います。
今のところ、問題ありません。
ホテル住まいにしろ、歯医者にしろ、すべてがドキドキの初体験というわけです。
次は何でしょう・・・・?


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