昨年の11月から、このブログを使って、サイゴンでの日本語教師の戸惑いの記録を読んでいただきました。
「一年なんて、あっという間だったでしょう」ときかれますが、決してそうではなく、一日一日が一目一目を縦と横に編みこんでいくような日々の連続でした。
赴任した当初は、『どうやって生活していくか』ということにエネルギーが費やされました。
つまり、何を食い、何を飲み、どこで洗濯をし、どうやって寝るか、割れた . . . 本文を読む
日本語教師の仕事から離れて20日が過ぎました。
そのうちの10日間はベトナムにいました。
そのベトナムでの最後の10日間。
日本語教師としての日課がなくなって、張り詰めていたものも消え、気力が萎え、当初は虚ろな2,3日を過ごしているという状況でした。エネルギーを出し切ったというか、その時は日本へ帰るのもおっくうなくらいでした。飯を食うのも面倒で、安宿の狭い空間で街の騒音をぼんやり聞きながら、真夏の . . . 本文を読む