gooブログはじめました!

写真付きで日記や趣味を書くならgooブログ

河合栄治郎よ、もっと長生きしてほしかった・・・・

2018-02-03 11:07:40 | 日記
湯浅博 『全体主義と闘った男  河合栄治郎』から学んだ事。

この本で参考になったのは、今の産経新聞の正論は河合栄治郎の門下が多いということだった。
「東大河合門下から、社会思想家の関嘉彦、政治学者の猪木正道、新聞人の土屋清らが輩出しており、いずれも産経新聞の「正論」蘭の執筆者になっていく。」
 次に、河合の書いた「学生叢書」は昭和の学生のバイブルで、「かくて教養は人生における戦いである」と有名な一節が生まれる。彼はフランスの作家ユーゴ―の名言を引きながら、人間の自然に対する戦い、人と人との戦い、人の内心の戦いをあげ、「人はともすれば心の中の戦いを忘れがちである」と学生に釘を刺した。
心の中で闘争を日々実行することを教養人のすべき枢要と考える。人格育成は何も学生だけではない。社会人になっても必須だが、仕事にいそしむと、つい忘れがちになる。そんな時、この一節に出会えたのは幸運であった。

 第三に、河合栄治郎は早死にする。そのため、戦後の東大経済学部は大内のマルクス中心派が勢いをしめ、自由主義が死んでしまった。渡部昇一によると、河合がもっと生けてくれれば、戦後の論壇がこれほど、左に流れることはなかった、という。むべなる哉。今の学界はまさに左翼の巣窟で、そのなかで生きて言論しなければ、生活できないのは哀れな人種だ、と思った。

 僕の今後の生活信条に欠かせない人になった。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿