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 メカ・ワンダーランド
(あなたの知らない海の世界)

ヴォーカル学科 卒業公演

2008-03-09 00:08:33 | Weblog
日曜大工さえしたことがなかった僕が、まがりなりにも現在、家具屋として生活していけているのは、職業訓練校で家具の作り方の基本を勉強出来たことにある思う。

何かをやりたいと思い、そのやりたいことを現実に近づけるために勉強をする。
目標を持って勉強する時、すごく充実した時間が過ごせることを訓練校時代に学んだ。


専門学校の中には、音楽を専門に教えているところもあるのは知っていたが、その卒業公演が一般に公開されるということは知らなかった。

そういうところで勉強した人たちは、どんな唄を聴かせてくれるのか?ちょっと興味があって行ってみた。



卒業公演は1部、2部に分れ、全部で20曲ほどを30人程度の生徒が唄う。
全員がメインのヴォーカルを出来るわけではなく、やはり唄のうまい人が唄う機会が多いように思えた。

正直、うまい人と、そうでない人の格差はかなりあり、僕のような音痴な人間にも、実力の差がはっきりわかってしまうということを思えば、音楽の世界は厳しいものだと感じさせられる。

と言っても、もちろん僕より遥かに唄のうまい方ばかりなのだが。(笑)


僕は、彼ら彼女達のことを全然知らないので、唄のうまさで、彼らを評価することしか出来ないのだが、きっとみんな、一生懸命練習し、努力し、お互いに励まし合ったり、支え合ったりして、今日の日を迎えたのではないかと思うと、最後には、自分の訓練校時代のことと重なり、不覚にもちょっと涙が出てしまった・・・。

訓練校の中で、僕は決して加工がうまい方ではなかったし、才能があるとも思っていなかった。
でも現在、こうして家具屋として、何とかなっているということを思えば、彼らが勉強してきた時間は決して無駄になることはないのだと思う。



あ~、何だかあの時間をもう一度過ごしてみたくなった。(笑)
勉強することが楽しくてしょうがなかったあの時間。仲間たちと一緒に悩んだり、夢を語ったり。

でも、今はそれをさらに1歩進めて、思い描いていることをひとつひとつ形にしていく段階なのかもしれない。

そう言えば、お客様からご連絡をいただき、juconの家具が「mama's cafe」という雑誌に大きく写っていましたよと教えていただきました。
そう言うことも、今の自分には大きな励みになるんですよね。

頑張っている人たちを見ると、自分も頑張ろうと思える。初心を思い出せる良いものを見れたと思いました。