都立上水高校 第1期社会科部OB・OG会公式ブログ

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横浜をゆく ~文字でふり返る横浜研修~ 第12回

2006年04月27日 22時12分18秒 | 【連載】横浜をゆく
横浜中華街② ~昼食の章~
かなり狭い店内だが、座席はあいており、4人と2人掛けのテーブルを店員さんがくっつけて6人掛けとしてくれ座った。しかし、私が座ったところは天井のヒーターからの温風がダイレクトにあたるため、非常に暑くて苦しいものがあった。
私どもはラーメンやチャーシューメンを注文し、又、顧問が餃子をおごってくださった。だが、店員さんによると餃子は6個入りで、1個余ることが判明した。そこで、1人だけ餃子を2個食べられることになり、餃子をかけた決死のじゃんけんが行われることになった。さあ、ジャンケンポン!・・・なんと、顧問を除いた4人全員がグーを出し、顧問がパーを出して一発で勝利したのである。顧問は、裏で自分を持ち上げるためのかけひきがあったのではないかと推測されていたが、ともかくウィナーであるため、餃子は顧問の口に渡ることになった。
さて、こういった小さい店は従業員が少ないため、食べ物が出てくるまで相当時間がかかることが予想されたので、色々と歓談をした。いくつか話題はあったが、私は顧問の担任するクラスは、何故教室があそこまで散らかって汚いのかと質問した。すると顧問は、「私のクラスは、ごみや私物を自分の机の周りに散らかす人がやたら多くいましてね、私はそう言う人たちを『帝国主義』と呼んでいるんですよ。さらに、教卓や教壇の脇に誰かの私物が放置されていて、『これ誰の~?』と聞くと、何故か後ろの方の人から『あ、それ自分のです。』という答えが返ってきましてね。まあそういった人たちが多い『帝国主義クラス』なんですよ。」とお答えになると、『帝国主義』という言葉に反応したのか、渉外担当は大そうにこやかであった。
また、店内にはテレビがあり、私ども客席からは死角になっていて見えないのだが、WBC中継の音声だけは聞こえた。その動向を私どもは気にしていたのだが、いつしか話がアメリカの横暴な振る舞いについてとなり、政治的に飛躍し過ぎて危険なトークになったため、途中でその話を打ち切った。
さて、12時52分頃にラーメンが出てきたため、私どもは食べ始めた。

そして、12時58分にサービスのオレンジが、12時59分に遂に餃子も出てきた。しかし、研究関連担当はオレンジが苦手であったため、誰かが2個食べられることになったが、辞退者が続出し、同じ1年生だからという理由で全権代行に渡った。
1時12分、私どもは食べ終わって出発した。出発すると顧問は、奥さんからのメールを読んでWBCの戦況を伝えて下さった。奥さんに頼んでおいたそうで、「妻が興奮しながら送ってきています。」とおっしゃっていた。(つづく)(執筆:会長)


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