秋のかほり

本日はお日柄もよろしく、ようやく自転車通勤の運びとなりました。
そろそろ食欲暴走を追いかけて自転車に乗らないといけません。

ずいぶん悪天候が続きましたね。
ブルベのお洗濯ものや、寝袋まであったりして、その上気が付けば衣替えのシーズン過ぎてました

ベランダの物干しのたまりにたまる乾ききらない洗濯物。
「おかん、オレの体操服は～？」
「いつ乾くかはお天気に聞いて～！いやさぼっている訳やいねんホンマ！ホンマ！洗濯物を乾かすのに、ガスを使うなんて地球に対して申し訳ないやん。あんたの未来の未来を削ってるのかもしれん。ここは我慢して太陽を待とう！大丈夫！どうせすぐ汗をかくから、体操服、生乾きで行ける！」
聞き分けの良い、よい子の息子は…何も言わずに生乾きの体操服をベランダから黙って持って行った。

やっぱりちょっとマズかったかな

待望の太陽も今朝はやっと顔をのぞかせた。
道は朝方までの雨で濡れてるけどいけるやろ～

しばらく自転車通勤しない間に季節がすっかり変わっている。
何を着ればいいのなぁ～
最高気温は２５度まで上がるらしいから、まだ夏装備で行けるかな。

８分丈、普通の人が掃くとたぶん６分丈のレーパン。
ジャージと同じ素材の前に金ボタンずらりと並ぶ半袖ワンピース。
インナーは半袖だけど温かいやつなら行けるでしょ。
あとアームカバーで行けるんじゃないかしらん。

会社についたらこの上にカーディガンでＯＬさんに変身できる。
なるべく汗をかかないように会社へ行く。

久しぶりだった、道忘れそうやん。
500km以上ものアップダウンを走れば、通勤の短い激坂がちょっとくらいは楽になってるのかと思えばぜんぜん変わらんのか
よっこらしょっと…
ホンマに600km走ったんかなぁ～信じられん。

信じようと信じまいと今期のワタシのブルベは終わったのだ。


ブルベが終わればFELTで通勤しようと思ったけど…
通勤車は相変わらずマドン。

のろのろと自転車を漕ぐ。

いつの間にか空気のにおいが軽やかに変わってる。
このシーズンの少し冷えた空気を吸うと思い出す。
もう１７年も前のツワリ。

少し冷えた青空から空気を肺いっぱいに吸い込むと…
ぐぐぐぐっって胃の底の底の底からこみ上げてくるもの。
いやもう全部が全部１７年前に生み出したのだけど…
まだ何故か肺が覚えてる。

それ以来何故か嫌いになったキンモクセイの胸焼けするほど甘いにおい。
甘すぎる。
あま～い。
…というのは大阪には似つかわしくない。
似合うのはどこだろうか。
あんまり考えたくないけど、南の島の夕暮れか。
ひょっとして串本の夕日かな。
あそこに居たのがキャノさんだったなぁ…あぁなんかちゃう。


さわやかすぎる明るいブロックタイルの遊歩道は夏からジャスミンがこぼれるように咲いている。
このにおいはトイレの芳香剤だ。
中華料理屋でジャスミンティーを飲むと、古いトイレが頭に浮かぶ。
強いにおいほとほと疲れるが、まぁそれも秋らしいか。

ジャスミンの遊歩道のこの地域においてあるベンチにしては、ちょっとお金掛けたね。と見える黒いスチールの猫足のベンチに、不思議とおしゃれに見える黒縁のめがねの男性がノートパソコンを広げる。
仕事なんだろうか、あそびなんだろうか。
シチュエーションとしては最高。
彼には最高の休日の演出なんだろうな。
川縁の遊歩道、ジャスミンの香りと降り注ぐ秋の日差しの猫足ベンチ。
だけど、直射日光の下では液晶モニターは見えないんじゃないのかな。
大きなお世話か。
モニターが見えなかろうが、そんなことどうだっていいんだろうな。
休日を楽しんでる！という演出が大切なのだ。
それが休日のゆとりってもんだな。

結局。
今日も家事も仕事も溜まってるなぁ～っていう。ひがみだし



帰りは清滝峠をだら～んと登り
田原の方へ下って、また裏山方面を登る。

ここを通る人はヘンタイって書いたくせに府道７号で交野山を下って帰る。


走行距離【36.3】km Avg19.8km/h Max60.2km/h