長い目で見るとたゆまぬ努力を続けている。
…ように、ひょっとして見えますか。
実は通勤アベレージを見るとじわじわ、じわじわ落ちてます…
もちろん柳谷だってなんだかんと言いながら…
一番速かったのは鈴鹿の後の秋のはじめの頃かな。
どんどん遅くなり、近頃は2分近く遅くなってる怠け者です
実にたゆみっぱなしで…
マドンが来ればちょっとは力が入るかと思えば全然そんなこともなく。
ひたすらラクに山を登る事を追求しています。
速く走ろう!
ってことより、何十キロ登っても疲れない足と体がほしいのです。
で~毎日がんばって、たゆんでおります
いや、しかし魔が差したのか…
軽い下りで、ぐんと踏んでみる…。
加速していく感じはFLETとは全く違うので、かなりとまどう。
重い自転車を無理矢理ひっぱり、最後は重さで引きずられていたFELTの感覚を思えば、頼りないくらいの加速感。
どんな風に踏んだらええんやぁ~!!うぅ~わからん!!…
でもしかし、ちゃんとスピードには乗ってる、軽く踏んでるのに後ろから押されてるような別な何かの力が加わってる。
スピードが増すに従って力が一点に集中してくる。
なんやそれはぁ~!!よ~わからん!!
…でもとにかく、おそるおそる踏んでみて、なんとも違う感触にちょっととまどう。
あかん、やっぱりよ~わからん、ヤツやぁ…
しばらくはのんびり走って馴染もう。
のんびり走るにはロケーションばっちり。
スミレは今花盛り、自転車をバックには撮れないかなぁ~。
日本には世界の70%だか80%だかのスミレの品種がある、スミレの宝庫らしい。
自転車をバックにスミレの写真を撮ろうと、自転車を担いで並べて置いたりするのを遠慮させるほど、可憐でたおやかでひたすらな姿。
畑の隅の菜の花は終わりに近いのか満開やん。
レンゲはようやく咲きそろった。
昨日はレンゲを写そうと躍起になって畑に入ったら、自転車もワタシも泥だらけになってしまった…。
春を楽しみながら裏山コースを通勤するのですが…
まあ、けっこう楽しいアップダウンが続くのです。
暗峠くらいの斜度はあるやろぉ!!と思える坂も一瞬あるのですが…
その分またすぐ下るので。かなり楽しいのです。
最後は307号線に入る手前からは工場街になりほこりっぽい山道になる。
登りだし、どんどんたゆんだままのろのろと走る…。
犬…
一応首輪は付いてる、とても愛玩犬には見えない焦げ茶のでっかいミックス。
人相…いや犬相がたいそう悪い。
がっちりした体つき、バランスの悪い耳は垂れ下がり、やけにひげが目に付く…
目つきも…目も…目…
…あ、目が合っちゃった
やば…
来た…
小走りに前からこちらへ近寄ってくる…
こちらも登りをのろのろと登っていく…。
でかい。
歯をむき出した…友好的ではないらしい。
こわいっ…
グゥ…ガウッ…
腿の辺りでほえかかり威嚇する、でかい犬は腿の辺りにちょうど顔が来る。
かまれる~~~~っ!!
きゃあ~~~~!!
きゃあ~~~~!!
きゃあ~~~~!!
暗峠で特訓したせいか、声はよく出る。
工場街に声は響いたはずなのに誰も助けに出てこない…
ったく!!
女性が悲鳴を上げてるのに誰も出てこないってど~ゆうこっちゃ!
オバハンがなんや、叫んどる!ってばれたのか…
どうしよう、どうしよう、どうしよう!
うなりながら…
腿の辺りをいつでも食いつきそうな顔で、すぐそばを走って付いてくる。
いくら叫んでも離れてくれない…
え~ん、こわいよ!こわいよ~っ!!
誰か助けてぇ~っ!!
だれも助けに来ない…
そや。逃げよう…
坂と言っても緩いせいぜい3%くらいか。
暗峠からするとこれは下りやん…うそやけど
しかもマドンやし。
大きな犬を何頭も飼ってる自転車乗りがいて、
「散歩は大変でしょうね~自転車でお散歩とかするんですかぁ??」
って聞いたら、「犬はついてこれない」そんな会話を思い出した…。
この人はトロフィーをいっぱい飾ってあったから比較にはならんだろうけど…
先日は大阪でイノシシが出たが、イノシシは時速35~40kmらしい。
下り以外なら逃げ切れないでやられるね!と家族で笑った
犬相悪い大型番犬は何キロで走るんやろ…
逃げてみよう…
ギアを上げて力の限り踏んでみる。
ぎゃあああああ!!!
…暗峠の特訓成果、叫び声の第一エンジン…ON。
にげろ~っ!!!
回せ~っ!!
ぐ~るぐるぐるぐるぐる…
息が切れるまで…切れるまで…切れるまで…??
ふふふふっ~ん
なるほどなるほど、マドンとはこんな風に走るのかぁ~
テキストではとても表現できませんがLOVEな感じで。
あれ~っ?犬は??
必死で逃げてんのに、ついてこんかい
走行距離【45】km Avg19.4km/h Max57.5km/h 2時間19分