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正法眼蔵 全機 ぜんき

一雨ごとに

寒くなります

 

全機とは

仏さまの

すべての

能力ということです

 

道元さまは

仏さまの道は

透脱であり  とうだつ(身と心が突き抜け自由である)

現成である  げんじょう(目の前にさとりが現れている)

生を透脱し

死を透脱する

生が現成であり

そのとき

死の現成をさまたげない

例えば

人が舟に乗っているようなものである

われが帆を張り

舵をとることにより

舟となり

われとなる

このとき

天も水も岸も

すべてが舟となる

 

このように

生は

われが生ぜさせるのであり

われを生のわれにさせるのである

 

 

さとりの世界に入ると

さとりをも通りぬけてしまう

ということでしょうか

 

これは

道元さまが

43歳のとき

六波羅蜜寺のそばの

波多野義重邸で

在家の方に

説かれました

 

 

 

 

 

 

 

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