無情説法 むじょうせっぽう
9時には
雨が上がる予報
ハス写真展
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達磨大師から
6代目に
慧能という えのう
すぐれた
お坊さんがでられました
その直弟子に
慧忠国師という えちゅうこくし
お坊さんがいました
あるとき
ひとりの雲水が
国師にたずねます
雲水 「無情(命のないもの)が説法を理解しますか」
国師 「なにをいうか、説法を理解しているどころか、説法をしているじゃないか」
雲水 「じゃぁ、なんで私には聞こえないのですか」
国師 「お前が聞いていなくても、他の者が聞いているのを否定することはできない」
雲水 「おかしいですね。では、いったい誰が聞いているのですか」
国師 「聖人方が、聞いていらっしゃる」
雲水 「では和尚さま、あなたは聞いておられますか」
国師 「私は聞かない」
雲水 「和尚さまが聞かないのに、なんで無情なるものが説法しているのを知って
いるのですか」
国師 「私は幸いにして聞かない、もし私が聞いたら聖人と同じになる。そうすると
お前は、私の説法が解らなくなってしまう」
じつは
無情なるものこそが
真実の教えを
説いているのでしょう
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