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ダライ・ラマ その3
ダライ・ラマ法王は、著書の中で
瞑想についてこういわれています。
私たちの意識は、身体の感覚的な経験や精神がつくる概念にかかわるといえ
ます。
瞑想は、心を身体の外側ではなく内側に向け、感覚でとらえた物事を追いかけ
ないようにしなくてはなりません。
同時に、心を虚ろにしたり、放心しないように注意してください。
心の状態を闊達で敏感なまま保っておくべきです。
慣れてくると、心の根源にある明るさや光明に気がつくはずです。
そのときこそ、あなたが自然な心の本性を理解しはじめるときなのです。
永平寺の宮崎奕保(えきほ)禅師さまは、
よく言われていました。
「曲がったスリッパをまっすぐに
直すことができないようであるならば、
自分にまごころがないと思わなくてはならない。
心の本性は、まごころだ、
この世の中は、まごころの現れである」と。
みんなが、
まごころを大切にして
平和で平等な社会になるといいですね。
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