カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

「鯨の中のジョナ」 ’93

2009-01-12 16:30:00 | 映画・ドラマ
こちらもS子さんに貸していただきました。

ロベルト・ファエンツァ監督・脚本。
イタリア映画ですが、英語版です。そして登場人物はナチ占領下のオランダのユダヤ人一家。

見ているうちにロベルト・ベニーニの「ライフ・イズ・ビューティフル」を思い出しました。映画のシチュエーション、家族構成が似ているし、この映画のパパ、ジャン=ユーグ・アングラードの優しく柔和な表情は、なんとなくベニーニを思い起こさせたんです。

2次大戦時にはヨーロッパの多くのユダヤ人がナチによる迫害を受け、虐殺されましたが、ジョナ一家も例外ではなく、一家は収容所に送られ、パパは病死。ママも戦後すぐ死んでしまいます。
これは原作者ヨナ(ジョナ)・オバースリーのそんな子供時代の記憶・体験記です。

ジョナ少年を演じたルーク・ペターソンが本当に愛くるしかった。




   ママ役のジュリエット・オーブリー。捕まる前の美しく輝いているとき。

   

     
       ジャン=ユーグ・アングラードとオーブリー

       


「ライフ・イズ・ビューティフル」ほどの感動が得られなかったのは残念なのですが、こういった実話はこれからも語り継いでいって欲しいと思います。

が・・・昨年末から始まり、ここ連日続いているイスラエル軍のパレスチナ自治区、ガザ侵攻で一般市民が殺されているとはどうしたことか、と、戸惑っております。
過去に辛酸をなめさせられた民族がああいったことをするとは、と、絶句し、心が痛みます。
大人になったジョナは今これをどう見ているでしょうか・・・


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