カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

「そしてひと粒のひかり」’2004

2009-01-14 22:47:11 | 映画・ドラマ
DVDにて鑑賞。ジョシュア・マーストン監督・脚本。
米・コロンビア合作映画。

南米コロンビアの花卉工場で、花の棘を取る仕事をしていた娘が、米国に麻薬を運ぶ仕事を引き受ける。それもただ運ぶだけではない。カプセルに仕込んで詰め込まれた麻薬を体内に飲みこんで運ぶ危険な闇の仕事なのだ。娘は貧しく、また、ボーイフレンドの子を妊娠していてお金にも困っていた。

コロンビアという国は、従兄がコロンビア女性と結婚したため、南米の中でも気持ち的に特に近しいと感じられる国だ。今、彼ら夫妻とは疎遠になってしまっているが、以前2人がコロンビアで生活していた時の話を聞くと、危険だからタクシーで会社まで通勤とか、マンションのエレベーターに乗るのも用心しないと、などという話を聞かされ、恐い危険な国だなぁと思ったものだ。

そんな治安の悪さや麻薬の生産・流通世界一というのも、その根本には貧しさがあるからだろうか。

本当にこの映画は痛くて見ていて辛い。
また、非常にドキュメンタリー・タッチで描かれており、映画の雰囲気が素晴らしく、リアリティ感溢れるドラマなのだ。

主役の少女がみずみずしく、また素晴らしい。

カタリーナ・サンディノ・モレノ

       


エンディングはちょっとばかり清々しい。グルジアを舞台にしたフランス映画、「やさしい嘘」を思い起こした。












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