カフェ・ラベンダー

のんびり気まぐれ生活あれやこれや

「スクープ・悪意の不在」’81 (結末に触れてます)

2008-10-30 18:45:59 | 映画・ドラマ
レンタル店で珍しいDVDを見つけた。

監督、シドニー・ポラック。
主演が先頃亡くなったポール・ニューマン。そしてポールの相手役にサリー・フィールド。









社会派のドラマであり、殺人の容疑者らしき男、ポールを新聞記者のサリーが追い詰めていくのだが、実はそれはFBI捜査官のガセネタによるものであり、彼らはポールから手痛いしっぺ返しを喰らうといったようなお話。

ところで「ハスラー」という言葉には、ビリヤードの玉突きプレイヤーや博打打ちの他に詐欺師という意味もあるらしい。とすると、この映画も「スティング」などと同様にポールがまたもや痛快なハスラーを演じた、と言えないだろうか?
こちらも当たり役でかっこよかったよ~!

映画はとっても面白かった、と言えるほどのものではなかったが、シドニー・ポラックの手堅い演出と手法で、しっかり作り上げられており、たしかな手応えを感じる。

共演者たちが素晴らしい。

まずボブ・バラバン





「頑固じいさん孫3人」でお馴染みのウィルフォード・ブリムリー





そしてサリーの同僚の無名?の俳優さんたちが何気にいいのだ。

ジョゼフ・ソマー





バリー・プリマス





脇役がいいと、映画も締まったものになるね♪

そしてシドニー・ポラック監督もこの間、亡くなったばかりであった。





謹んでご冥福をお祈りしたい。


緑のおじさん

2008-10-30 10:25:16 | 徒然なるまま
毎朝、娘を車で最寄りの駅まで送っているが、その途中、小学校(娘もつい2年ほど前まで通っていた学校だ)の通学路の角々に立って、子供たちを誘導して車からお守りしてくれている緑のおじさんたちがいる。昔は緑のおばさんだったが、今は緑のおじさんだ。いや、おじさんというより、もうかなりお年を召した方々ばかりだ。

雨の日も風の日も、猛暑のときも厳寒の日にも一年中毎朝だ。それも無報酬のボランティアだから本当に頭が下がります。
おじさんたち、有難うございます! どうぞお体に気をつけて。無理はされないように、と願う。

最後のゴーヤと、この季節の庭

2008-10-30 10:16:19 | 
ベランダのゴーヤの蔓は、茶色に枯れた部分もあったのですが、緑の部分も多いので、抜いてしまうに忍びなく、そのままにしておいたのですが、もうさすがに処分しないと、と思い、鋏をいれだしたところ、まだけなげに生っている一本のゴーヤを見つけました。最後の一葉みたい。






庭では今、山蕗の花がきれいです。この蕗、食べられるのかしらん?






山茶花も咲き始めました。この先、生垣のもどんどん咲くでしょう。





初夏に植えたサンパチェンスはまだ健在です。












「おくりびと」

2008-10-30 00:11:10 | 映画・ドラマ
キャナルシティでNちゃんと見た映画は「おくりびと」。大分前に上映が始まっているので、もう終わっているのじゃないかしらん、と思っていたら、まだ上映中。それも午前からやっていると知って、久しぶりに劇場まで足を運びました。
監督、滝田洋二郎。









私はまだ本当に身近な人の死に遭ったことがありません。納棺師という尊い職業があるということさえ知らず、納棺は葬儀屋さんがするのかと漠然と思っていました。この映画を見て、いつの日か私にも来る死の暁には、あんなもっ君のようなやり方で、心をこめて納棺されたいと思いました。

映画には大分泣かされました。
峰岸徹さんが最後に出てくるのが思いがけなかったです。この間亡くなられたばかりなのですよね。
これが遺作となるのでしょうか。彼自身の死とだぶって、余計悲しい気持ちになりました。謹んでご冥福をお祈り致します。





ラストはとても清々しい気分になりました。
美術・セットも素敵な映画でした。