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タイトルはよく聞いていたものの、今まで今ひとつ見たい気分がおきずに放置していた映画。この度、DVDにて鑑賞。
監督マイク・ニコルズ。
この間見た「ハロー・ドーリー!」の脚本家、アーネスト・レーマンがこの映画でも脚本を書き、また製作にも携わっております。
そして・・・・こんなエリザベス・テイラーって見たことない!! 彼女はこの映画でオスカーを獲っているそうですが、全くもってオスカーにふさわしい演技だと思います。
32歳で50代のヒステリックな女の役。大学教授夫人。すごい疲れた老けメイク。
今まで彼女の映画、何本か見ておりますが、今ひとつこの人の演技に乗りきれませんでした。
それが・・・この映画の彼女は何と素晴らしいことか! なりきってますね!
当時、実生活でも夫婦関係にあったリチャード・バートンとの共演。それも夫婦役。なんかピッタリすぎて怖いくらい。
とにかくこの夫婦、仲が悪いんです。互いの弱点を突き合い、感情を剥き出しにして相手を貶める。憎悪に満ちた酷い言葉の応酬。
私も夫婦喧嘩はしますが、こ、これはチョット。人前ではしませんしね~
元々が大ヒット舞台劇なので、舞台劇のような映画です。登場人物も主だったところで4人。プラスちょい役で2人の計6人。
ちょっとミステリー仕立てで怖いお話です。胸が抉られるような感じ。何で何で何で何で?と疑問符だらけで真相が知りたくてたまらなくなる・・・そして・・・
タイトルの「バージニア・ウルフなんかこわくない」は意外やあの女性作家とは直接関係ありません。
「白雪姫」の「狼なんかこわくない」にバージニア・ウルフのウルフを引っ掛けて劇中で2人が替え歌を歌うもの。