酔っぱらい一人旅

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☆★1999年11月某日・・・「にしむら」の社長の思い出

2015-02-13 20:28:58 | 1999年バンコクで起業した回想記

 

印象に残っている出来事を時系列に沿って書いている。

 

 

1999年11月某日

 

アキラ氏に誘われてフジスーパー界隈の「にしむら」という日本食レストランに行くことにした。

夜はそれ相応の値段だが、ランチ時間帯だと定食が150B程で食べられた。

アキラ氏は俺と知り合う前から何度か来ていたらしく社長とも顔見知りだった。

店内に入ると社長が出迎えてくれた。

「社長!今日は友達を連れてきたよ!!」・・・とアキラ氏が言うと社長は満面の笑みだった。

食事が終わる頃、社長が席にやって来た。ビールの入ったジョッキを手にしていた。

一通り俺の自己紹介が済むと今度は社長が自分のことを話し始めた。

色々と話して頂いたのだが記憶に残ってることは・・・・・・・・・・

腕にはめている金無垢のロレックスとダイアの指輪で350万円、愛車のショートのパジェロは日本から輸入して800万円かかった等々・・・

社長は元プロボクサーだったとのことで世界チャンピオンのスパーリングパートナーを務めていた事もあったそうだ。

タイに来てからも一度試合をやったとのことで、その時の写真を見せてもらった。

アフロの社長がガッツポーズしている足元にタイ人ボクサーが倒れている画だった・・・腹が出ていたのは突っ込まないでおいたよ。

社長の話は面白かった。

それから時々「にしむら」に食事に行った。

最初に行って数ヶ月経ったある日、社長が図面を手にして席へ来た。

「これはまだ秘密なんだけど・・・」と前置きして話し始めた。

「日本村の先に新たに日本料理店を出そうと思っているんだ・・・」と言いながら図面を広げた。

一目でかなり大規模な店だとわかった。「タイで一番の日本食屋ですね~」と俺が言うと

「いや、東洋一だよ」と仰ってた。

後日、完成した店にお邪魔したが確かに東洋一の店というだけある規模の店だった・・・・・タイ以外の日本食レストラン知らないけどね

 

俺が治療院を開業する前に社長のところに食事に行きその旨話すと「宣伝するよ!」とありがたいお言葉をいただいた。

その言葉通り実際にお客様を紹介して頂いた。

その後、疎遠になったが、しばらく振りに見かけた社長は杖を付いていた。

さすがにご本人に聞けなかったが脳卒中を患ったのだろう。

昨年訪タイした際、久々に「にしむら」に行ったが社長はいなかった。

ジョッキを片手に笑顔で近寄ってくる社長を思い出しながらビールを飲んだ・・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

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