2015年9月20日(日)
宮津市の杉山は大江山と赤岩山の間にあり、山頂付近は天然杉の群落がある山だ。過去2回この山にチャレンジしたが山頂まで到達できずに断念したことがある。一度目は2012年の夏で、この頃は山頂直下の道が切り開かれておらず、深い藪に戦意喪失して山頂まで100m余りで引き返した。二回目は今年4月だったが、十分な準備もせずに思いつきで出かけ、山頂から300mほどのところで残雪に阻まれて撤退した。今回も特に準備をしたわけではないが、長い連休にずっとぶらぶらしていても仕方がないので、前夜急に思い立って出かけることにした。
当日は遅い出発で一路宮津へと向かう。途中渋滞に巻き込まれながら、登山口の大江山スキー場に到着したのは13時前であった。車を置いて杉山林道のゲートをくぐる。ここから片道5キロほどの林道歩きが始まる。天橋立や宮津湾の展望が良い。
杉山林道から宮津湾の眺望
林道の路面状態は良い
林道は夏草が茂って一部ススキの穂もいい感じになっていた。長い林道歩きも終わりにさしかかる頃には、天然杉の群落を見るようになる。「風穴へ(歩いて10分)」の表示から薄暗い山道に入る。3年前に撤退したのはこの辺りだなと思い返しながら先の道を探すと、笹藪を切り開いた道がうねうねと続いていた。
天然杉
風穴への表示
杉山林道入口から1時間36分かかってようやく杉山の山頂(697m)に到着、達成感に浸る。山頂は展望こそないものの、プレートもかかり雰囲気もまずまずだった。試しに430Mhzを聞くと高槻市のポンポン山からJF3KLH局が出ている。早速交信いただいて下山にかかる。下山は1時間25分で駐車場所に戻ることができた。
山頂直下からの眺望
杉山山頂
山頂のプレート
林道に咲くあけぼのそう