2015年8月23日(日)
奈良県の曽爾高原から倶留尊山他に登る。登山口の曽爾高原はススキの鑑賞で有名なところだが、暑い夏に来る人は余り多くないだろうと思いながら出かけた。曽爾高原までは京都の自宅から100km余りで、京都北部の丹後半島より近い。曽爾高原の駐車場に着いたのは9時前。広い駐車場に車は数台しか停まっていなかった。駐車料600円を払って登山準備を始める。駐車場の前に高原への入り口があり、少し進むと草原の展望が広がった。お亀池の周りを歩いて亀山峠への道をゆったりと登る。
駐車場の前から高原に入っていく
少し入るとお亀池の先に草原が広がる
登っていくと、お亀池の向こうに住塚山や兜岳、鎧岳など
苦労することもなく亀山峠に到着。高原の向こうには兜岳や鎧岳の展望が広がる。小休止の後一座目の二本ボソめざして稜線を北方に登って行く。夏休みとあってか子供連れのファミリー登山者が多いようだ。二本ボソ手前には入山料を徴収する小屋があるが、今日は無人のようだ。入山料(大人500円)はポストに入れるようになっている。二本ボソ(996m)の山頂はすぐ隣。ベンチもあって展望も良い。430Mhzを聞くと今日は多くの局が入感している。兵庫県氷ノ山(養父市)移動のJJ3KYE局と交信できた。
亀山峠
亀山峠からの眺望
南に亀山と古光山方向
入山料徴収の小屋
次の倶留尊山へは80mほど下って120mほど登り返す。今日の登山はまだ始まったばかりだが結構きつい。倶留尊山(1037m)山頂は小広いところだが展望はもう一つだった。早くもススキの穂が出ていた。CQを出すと津市のJL2TPD局他から呼ばれた。
二本ボソ山頂
二本ボソから倶留尊山
倶留尊山山頂
ススキの穂が出始めていた
亀山峠まで来たルートを戻り、今度は南へ稜線を上っていく。亀山(849m)まではすぐで、軽装の観光客が登ってくる。伊吹山移動のJN2TZB局と交信した後、ゆっくりとランチをいただく。
亀山山頂
亀山から長尾峠までは曽爾村と御杖村の境界尾根を下る予定だったが、よく確認せずに遊歩道を下ってしまった。間違ったかなと思いながら山頂に引き返す気もせずだらだらと下っていくと、途中に後古光山への分岐標識があった。標識に従い長尾峠へ。峠は車も通る舗装路だ。ここでまたまた休憩。道路の向かいに後古光山方向へのハイキング道登山口がある。ゆっくりと休憩してハイキング道へ入る。少し登ると木製階段が現れる。どこまで続くのかと思わせるような階段を一歩一歩登っていく。途中で休憩も挟みながら何とか後古光山(892m)山頂へ。山頂は狭いが高い木もなく展望はそこそこあった。堺市のJA3WPN局他山ランメンバーとも久しぶりに交信できた。
長尾峠
急な階段が続く
後古光山山頂
本日予定の最後は古光山。後古光山からもすぐ先に見えているが間の下りと登りは急斜面の悪路だった。途中の鞍部フカタワは標高766m。そこまで急坂を下って今度は標高952mの古光山まで登っていく。この急坂はロープが何本も張り巡らされたところで、疲れた体には堪えた。事故にならないよう慎重に進んでいく。古光山からは愛知県あま市のJA2NPC局他と交信することができた。
後古光山から古光山
ロープの張られた急斜面
同じく急斜面
フカタワ
古光山山頂
5座でのヤンマランを終了し、フカタワまで戻る。そこから北に延びる谷筋の道を下り、林道に合流してからは駐車場までひたすら歩く。駐車場に戻った時には多くの観光客で賑わっていた。下山後に立ち寄った日帰り温泉「お亀の湯」も混雑していた。
コースタイム
8:58 駐車場 → 9:20 亀山峠 → 9:46 二本ボソ 9:55 → 10:20 倶留尊山 10:30 → 10:52 二本ボソ 11:02 → 11:20 亀山峠 → 11:31 亀山 11:55 → 12:11 長尾峠 12:15 → 12:56 後古光山 13:12 → 13:26 フカタワ 13:33 → 14:04 古光山 14:25 → 14:41 フカタワ → 15:20 駐車場