2015年4月25日(土)
4月になってから不順だった天候がようやく安定してきた。この土日は1泊2日の予定で兵庫県に向かう。篠山あたりなら日帰りでOKだが、それより西となるとやっぱり日帰りはきつい。交通費を考えも安宿に宿泊した方が山ランにとっては有利なようだ。ということで、まだ登ったことのない多可郡、神崎郡方面に向かう。
初日は多可郡多可町の市原峠から千ヶ峰と飯森山を縦走するコースを選んだ。多可町加美区市原から舗装された林道を市原峠目指して登っていく。峠には駐車スペースがあり、到着した10時半には既に何台もの車が停まっていた。
市原峠の登山口
準備をして早速登山道に入る。千ヶ峰までの道は遊歩道と言った方が適した道で、途中には展望台なども設置されている。快適な道を登っていくと、山頂手前で真新しい林道の終点に合流する。市原峠までも林道を利用して車で登って来たわけだから、どこまでが許されてどこからは批判の対象とするかは個人の見解になるのであろう。しかしこの道はやっぱり無粋だ。
峠から続く遊歩道
遊歩道から多可町方面の展望
千ヶ峰が見えてきた
馬酔木のトンネル
山頂手前に合流する林道
千ヶ峰山頂(1005m)は360度の展望が広がり、多くの登山者で賑わっていた。430Mhzを聞くと、メイン周波数周辺はコールサインを言わない局で埋まっている。しばらくワッチしていると堺市のJA3WPN局が交信しているのが聞こえたので、無理やりブレイクを入れて交信をお願いする。
千ヶ峰山頂
山頂からの展望
三角点と南無妙法蓮華経の石柱
千ヶ峰から飯森山へは直線距離で4km程離れている。千ヶ峰から縦走路へ入ると、それまでの賑わいからはかけ離れた静けさとなった。幾つもの小ピークを越えて多田峠に下る。多田峠は舗装こそされていないが良い道が整備されていた。ただ、一台も車がなかったので林道の通行は封鎖されているのかもしれない。峠から飯森山へ登り返す。途中の道からは千ヶ峰のほか歩いてきた稜線が確認できる。飯森山(901m)山頂は三角点と古い山名プレートがあるのみで、展望も今一の感じだった。三木市からCQを出していたJR3FVN局と交信して二座目も終了した。
縦走路にあった桧、珍しい形をしていた
岩座神の七不思議、雨乞岩
稜線の右側はカラマツの林
多田峠
飯森山への登りから千ヶ峰方向を振り返る
飯森山山頂
飯森山での山ランを終えてきたルートを戻る。千ヶ峰から飯森山往復の間誰一人合わない静けさだったが、千ヶ峰手前で一人の登山者と出会う。千ヶ峰山頂に戻ったときは午前中の賑わいは嘘のようで、皆下山した後だった。市原峠に下りると、神河町側の道は工事の最中だった。舗装するために路面を固めているようだ。工事の人に断わって横を通らせてもらい、予約していた神河町の宿へ向かった。