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「日航労組OB・OG会」の新ブログ

日本航空労働組合の組合員及び日本航空ユニオンの組合員として退職した者が加入している「日航労組OB・OG会」です。

整理解雇は「約束」ではない

2011-03-10 14:29:00 | その他
 3月9日に開かれた衆議院国土交通委員会で、日本共産党の穀田恵二議員が、日本航空の安全性や更生計画の進捗状況、人員削減の内容などを、日航の管財人である企業再生支援機構の水留浩一常務取締役(日航副社長)に質しました
 その中で、穀田氏は2月8日の記者会見での稲森会長の発言(整理解雇は銀行などとの約束だから反故に出来ない)に関連し、「(銀行側が、厚生)計画の確実な実施の中に、整理解雇しろという事を言っているのか」と追求しました。
 これに対し、水留氏は「個別具体的に整理解雇に対して要望をお聞きしたこともありませんし、先方(銀行)からそのことについて何かコメントをいただいたこともありません」と回答し、稲森氏が言うような「整理解雇は『約束』ではなかった」ことが明らかになりました。

 穀田氏の国土交通委員会での質問内容は、衆議院TVで視聴できます。
 手順① http://www.shugiintv.go.jp/jp/index.php を開く。
 手順② 左側のカレンダーから3月9日をクリック
 手順③ 国土交通委員会をクリック
 手順④ 穀田恵二(日本共産党)をクリック

 穀田氏は、冒頭で日航の最近の不安全要素について指摘、開始から13分後に更生計画の進捗状況を質問、同22分後に日航の人員削減の内容を質問しています。稲森発言に関連した質問は、開始後35分ころからです。
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JLU朝ビラ WING 238号

2011-03-06 11:19:00 | お知らせ
 「日航労組OB・OG会」会員専用掲示板で、日本航空ユニオンの朝ビラ(WING238号)3月7日付を紹介しています。
 会員の方は左のリンクをクリックして掲示板に入り、御覧下さい。
 なお、閲覧には「情報」1月号または2月号でお知らせしたパスワードが必要です。

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3月3日 裁判傍聴記

2011-03-05 21:15:00 | お知らせ
 3月3日、東京地裁で日航不当解雇撤回裁判(乗員)の第1回口頭弁論が開かれました。

 運良く、傍聴券を手に入れた中出さんから、傍聴記が寄せられましたので、「日航労組OB・OG会」の会員専用掲示板に投稿しておきました。

 会員の方は、左のリンクをクリックしてご覧下さい。
 なお、「情報」1月号または2月号に記載したパスワードが必要です。

 livedoorニュースから、しんぶん赤旗に掲載された口頭弁論に関する記事を引用しておきます。

「整理解雇は空の安全覆す」/日航機長陳述/東京地裁 第1回口頭弁論

 パイロットと客室乗務員を整理解雇した日本航空に対し、146人の原告団が不当解雇撤回・原職復帰を求めている裁判で、パイロット74人の原告の第1回口頭弁論が3日、東京地裁で行われました。

 103号大法廷の傍聴席は、原告席に座りきれないパイロットと、支援者によって埋め尽くされました。

 意見陳述で、乗務歴36年の機長・飯田祐三さん(58)は、「シンガポール便から帰着し、2日後にフライト予定をはずされた。乗務資格を失い、解雇で脅して退職強要を受け、絶望感を受けた」と述べました。そのうえで、「整理解雇という事態は、安全運航の基盤を根底から覆すことを指摘せざるを得ない」と不当な解雇を批判しました。

 原告代理人の船尾徹弁護士は、日航が昨年12月までに1586億円もの営業利益をあげ、人員削減目標も200人超過達成しており、稲盛和夫会長が「160人を残すことは、経営上不可能ではない」と認めていると強調。「正義と道理にもとづいて公正な司法判断をすみやかに示してほしい」と訴えました。

 日航側は、提出した準備書面のなかで、将来のリスクに備えるために早く人員削減を行う必要があったと主張。年齢の高さを解雇基準としたことについては、年齢に関係なくライセンスを持っていれば安全運航を阻害しないとのべ、ベテランの持つ経験の重要性をまったく理解しない立場を示しました。

 東京地裁前と国土交通省前では、国民支援共闘会議が宣伝行動をおこない、空の安全と労働者の権利を守るため、解雇された165人を職場復帰させるよう訴えました。

 次回口頭弁論は4月18日に、客室乗務員の第1回口頭弁論は11日に、それぞれ行われます。

(しんぶん赤旗 2011年03月04日09時34分)
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不当解雇撤回裁判 今後の日程

2011-03-05 07:00:00 | その他
 不当に整理解雇を受けた乗員と客乗がそれぞれ原告団となって会社を提訴、それぞれ東京地裁で争われています。

 3月3日には、乗員関係の第1回口頭弁論が開かれましたが、今後の裁判日程をお知らせします。(乗員・客乗とも、地裁103号法廷です)
 各日とも、裁判前の宣伝活動と裁判後の報告集会が予定されています。

(乗員関係)
 4月18日 第2回口頭弁論 15:30~
 5月23日 第3回口頭弁論 14:00~
 6月27日 第4回口頭弁論 15:00~

(客乗関係)
 3月11日 第1回口頭弁論 14:00~
 4月27日 第2回口頭弁論 11:00~
 5月25日 第3回口頭弁論 15:00~
 7月 4日8日 第4回口頭弁論 15:00~

 このように、毎月のように口頭弁論の日程が入っているのは、裁判所側の“やる気”が伺えるのではないでしょうか。
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不当解雇撤回裁判・口頭弁論始まる

2011-03-04 17:54:00 | その他
 3月3日、乗員が原告団となった、日航の不当解雇撤回裁判の第1回口頭弁論が東京地裁第103号法廷で15時から行われました。

 裁判に先立ち、14時から、東京地裁前と国交省前でビラの配布配布が行われました。
   

 また、地裁前に止めた宣伝カー上で、支援団体の激励挨拶、当事者の決意表明などが行われました。「会」からは9名がこの行動に参加しました。
   
   
 裁判所の向かいの合同庁舎前で、公務員労働者の総務省要請行動があり、宣伝カーでエールの交換を行なわれる一幕もありました。

 15時からの裁判には、傍聴席44名に対し希望者が185名と激戦でした。
   

 17時からは、虎ノ門で裁判報告集会も開催されました。

(報告:平山さん、坂本さん、写真:石田さん、坂本さん)

 以下は、日本経済新聞のWeb刊からの引用です。

日航パイロット解雇無効訴訟で第1回弁論
2011/3/3 23:08
 経営再建中の日本航空のパイロット74人が、昨年末に整理解雇されたのは不当だとして、地位確認などを求めた訴訟の第1回口頭弁論が3日、東京地裁(渡辺弘裁判長)であった。原告側は「会社の経営は回復しており解雇の必要はない」と訴えた。会社側は争う姿勢を示した。

 原告側は「コスト削減のためにベテラン乗員を削減すれば安全運航を脅かす」と主張。解雇されたパイロットの一人は法廷で意見陳述し「理由も告げられないまま、飛行機を取り上げられた絶望感をどう伝えたらいいのか。若手に技術を伝えるためにもベテランの存在は重要だ」と訴えた。

 会社側は「整理解雇は巨額の赤字を抱えて破綻した日航が、公的支援を受けて再生を進める中でやむなく行ったもので有効だ」と主張している。

 同様に解雇された客室乗務員72人も提訴しており、東京地裁の別の部で審理される。

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