樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

バチ あたるでぇ

2009-08-03 | ひとり言
最近 「もったいない」も 再び市民権を得ましたが、
さっき 友達と食事しながら
もったいないは、ちょっと他人事だけど
「バチがあたる」の方が 自分への戒めになるから いいかもしれない…と 言う話になりました。

という事で、
たくさんの方が このブログを訪れて頂いているのに
全然 更新していないと
いつかは バチがあたりそうで
食事の後 BARに立ち寄らず 帰ってきました!


少しずつですが 一歩ずつ具体的に夢が叶いつつあります。

地元の木で ノートとメモ帳とコピー用紙 作りました。

森林のCO2固定を企業さんにお渡し出来るシステムも出来ました。
ローカルなシステムですが、いわゆるカーボンオフセット

小さな地域、流域でやれた事は検討委員会の先生方、カーボンシンクさんに感謝です。

次は 木材の炭素固定に取りかかります。

地元の木を使って頂いた方々に、何かしらメリットをお返しできるようにしたいからです。

そして その後は地域材を使った地域の工法のLCA算出に向けて動きたいと思っています。

目指すのは、木材だけでなく建物丸ごと国産!地元産で作れるようにする事です。

衣食住の「住」に携わる企業として使命ではないかと思っています。


次世代省エネ基準の建物にした時のLCAのCO2削減量と
輸入材をやめて、地元の木を構造材に使った時のウッドマイルズの削減量は、
ウッドマイルズの方が少し多いというのが、今日わかりました。

単純に比較するのはおかしい事柄ですが
まだまだ、住宅建築の環境評価をする基盤が出来ていない事がわかりました。


石油を原料にした断熱材や、山を削ってつくる石灰が原料の素材は、少なくして行かなければなりません。


森の健康診断が嬉しい広がりをしていきそうです。ナラ枯れや杉、桧の病気に詳しい先生と出会えました。
森林に関わりながら断絶していた人々の繋がりが作っていけそうな予感です。


ミズナラの地樽ウィスキーも夢でないかもしれません。


そして、何より嬉しいのは
自社の本業で生えている樹をお施主と見に行き、樹から買って頂いた事です。


ザクッと 今 取り組んでいることを一部書いて見ました。


でも 全部 私がやった事ではありません。私は やりた~いって叫んでいただけです。ハッハッハ

これ書いておかないと、それこそバチが当たります。

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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
一気に読んだ! (かねちゃん)
2009-10-31 20:46:52
ひょんなことから、地元山形のナラ枯れを調べていて、このブログにたどり着きました。山形もここ数年被害がすごいことになってます。
こちらの内容が自分なりに考えた仮説・対策とほとんど一致していたこともあり「壊れかけてる森林」を一気に(超大作ですね!)読ませていただきました。
これからも、時々お邪魔しますので、よろしくお願いします。
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う゛ ありがとうございます (樹子)
2009-11-04 00:42:41
専門家の話だと 滋賀は臨界点を超えたそうです


また詳しく書きたいですが
日曜日にイヌワシやカモシカ ケムシや蝶 ビワマスの研究を永年されてきた先生方と
森の健康診断をして来ました。

そんな絶滅危惧種と向き合っておやれる方が
もっと 木を伐ったり 人の手を山にいれないといけない!と おっしゃってました。

自然を守る事は ひとが触らない事じゃないんですよね。

山形 東北のナラ枯れは 両親が旅行に行った時に

これを娘が(親にとってはいつまでも娘でして…ありがたい)見たら 吠えるぞぉ~

と 言っていた程 と聞かされました。


大切な日本が誇る国産ウイスキー樽の原料が心配でなりません。
いや 冗談じゃなく…

自然が自ら更新していると言われたりしますが 違いますよねぇ~

森と共に日本人は生きてきたという事を忘れてはいけない と ほんとに思います。

日本の自然は 人間込みで成り立ってきた。

ちゃんと使って 自然を更新させるのが務めだと最近思います。

と いう事で最近ボヤくだけじゃなくて
動いているので なかなか ブログが書けないのです。

説明すると長くなりますので ぶっ飛びますが
安い海外製品を買うと 自分たちの首を絞めることになるとシミジミ実感する今
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