樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

手先は器用だけど、なんとく不器用な素敵な女子たち

2013-05-27 | ひとり言

23、4才だった随分昔、東京から帰ってきて、実家の仕事をしながら、週に二日、設計事務所で勉強させて頂いていました。でも、やはり 刺激のない日々というか、縄張りでガチガチしている感じで閉そく感を感じ始め、「あっ、面白くないのを地域のせいにしてないで、自分で勝手に面白くなればいいんだ!」と気がついて、たまたま、喫茶店でアルバイトをしていた女の子に、フリーマーケットやドライブインシアターの話をしたら「わー、おもしろそう!」というので、「やりたい?」「うん!やるやる!」「じゃ、お友達、集めてきて」なんてことになって、滋賀県ではたぶん初めてのフリーマーケットとドライブインシアターをやりましたの。
今から考えると、横着なイベントでしたが、かなり楽しくて、少し波風がたった出来ごとでした。

それから、ずいぶんと時がたち・・・facebookで、その女の子たちとつながり それぞれ とっても「らしい!」生き方をしていると知りました。


しゅーちゃんは、子育て中。お洋服を作っていました。近江八幡の尾賀商店のイベントスペース(?)を借りて、展示販売するというので、先週行ってきました。



写真が下手で、服の良さが伝えきれませんが、着心地がよい生地と、彼女らしいとても細やかなこだわりが素敵な服でした。ひと目で、ファンになってしまいました。もう少し高くしてもいいよ!!と、思わず言ってしまったほど、丁寧なつくりと良心的すぎる価格でした。

作り手から、顔の見える形で 直接 何かを買うというのは、なんとも いい感じです。  

そう、会った時には、ちよっとウルッとしました。それなりに、お互い色々あったしね・・・(笑)
相変わらずの、ここちよい空気と気配りは変わってなくて、その後、建築士の資格もとった事、フリマをやった事をお子さんに話している事などを聞き、ほっとして うれしかったです。

29日まで、やっているので お時間のある方は、ぜひ!

安高製作所
http://yasutakasei.shiga-saku.net/

開催場所は 近江八幡の 尾賀商店内のidea です。


そこには、先に話の出た 喫茶店でアルバイトをしていた女の子 ハッタがつくったものも一緒に販売していました!
自分で作った有機栽培の野菜や果物と、こだわりの国産調味料でつくられたジャムとチャツネ。

高知の山で旦那さんとこだわりの農業しているという認識だったので、実は ちゃんと生きていっているのだろうかと、心配してました(笑) かなり、思い切った人生を選んだのね・・・と。
が、その筋では有名な梼原町ではないですか! 地域の生態系や自然資源と共存する農法を目指している とHPには書いてあります。うんうん、らしい、らしい、OK! 応援!

原材料から、何もかも ハッタの手づくりかと思うと、一瓶一瓶が愛おしくなってしまいました。パッケージも、とても 細やかな気配りがしてあります。

いやー、まだ かぼちゃのチャツネとジャムしか食べていませんが、これまた ハッタのこだわりがよくわかる美味しさです。チャツネ、イケマス!! おすすめ。
彼女が撮った写真のポストカードも、日々の暮らしの中で出会った、私たちが見逃しそうな景色です。わかりにくいけど、下のヤギ(めいちゃん)の手ぬぐいも、彼女のデザイン。



展示のようすは、こちらを

お店 谷川農園 めいちゃんとみちくさ のHPは こちら 
屋号の由来 が また いいです。
webでの販売もしていますので、ぜひぜひ。


ここまで書いてみて、気がつきました。手先が器用で、センスがあって、生き方が不器用な女の子に私はどうも魅かれるようです。(あっ、そういう意味ではなくて・笑)
こういう彼女たちの生き方が、少しずつ未来をゆるく作っていってくれている気がするからなのですよね。

松は、最近 鳥取に行ってしまったけれど、なぜか高知の梅原真さんに スギバラをつけていたり、

奈緒ちゃんは、岡山の西粟倉で家具をつくっていたりと、

最近「ものづくり」をしていない私は、彼女たちの生き方がとっても、素敵に思えます。

きっと、別々に出会った彼女たちだけど、いつか つながる気がします。なんとなく、かすってるもの(笑)


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