樹業人~風の通心

持続可能な社会や森林・建築・木製品について、気ままに こそっと考える為のネタ帳です。

プランBと エコ・エコノミーと びわ湖の森

2008-08-22 | ひとり言
滋賀経済同友会・滋賀経済産業協会が中心になって 滋賀県の経済界と滋賀県が連携して 「滋賀エコ・エコノミープロジェクト」という取組がある事を 遅ればせながら 先日知った。

「エコ・エコノミー」って 何?

検索しても なんだか お言葉だけ頂戴している感じのところもあるみたいだし・・・


と いうことで この本を手にいれました。


びわ湖の森では 確実に ナラ枯れと 鹿の害が進行しています。

あまりに 毎日 去年よりひどく進行している そんな山を見ていると つらくて

「経済と環境の両立」みたいな話は とても 頭に入ってこないので
敬遠していたのですが・・・。

秋になって ホントの紅葉が始まると まぎれるので
気持ちも少し楽になるのです。ほんとの ところ。


エコアクション21の指針やなんやかやを見ても
建築では 使う時が一番 CO2の排出が多いから 断熱とか太陽光発電とか
そんな事を重視しなさい と 書いてあります。

それが 「経済と環境の両立」という事なの?と

すごく違和感がありました。


でも 本を ピラッとめくって わかりました。


「エコ・エコノミー」は 「経済と環境の両立」では
なかったのですね。

環境的に持続可能な経済。それは 

"環境は経済の一部ではなく、経済が環境の一部である゛という認識に立脚した経済である。

と ありました。納得。

さて 滋賀県のエコ・エコノミープロジェクトは どんな風に進んでいくのでしょう。この 言葉の意味を 理解して 動いて頂けるのでしょうか。


でも ぜひ びわ湖の周りの森林に目を向け 滋賀県の森の話を聞き 自分たちが何をしなければならないかを 考えて頂ければと 切に願うばかりです。 


ちよっと 気合を入れて読んでみよう。

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3 コメント

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ほんと辛いです (炭作)
2008-08-24 12:26:53
僕も毎日山を見ていますが、去年なんとも無かった松が真っ赤になり、去年真っ赤だった松が、白骨化しています。豊田・岡崎・名古屋からの硫黄酸化物がやってくるのでしょうか?今まで何とか堪えていたところが、一気に崩壊を迎えつつあるのでしょうか?
僕一人、間伐や炭やきに身を削ったところでとても追いつかない、とても対処しきれるものではない。
とてつもなく、得体の知れない不気味さを感じます。
街にいるよりも数倍敏感に感じる「自然の中の不自然」ですね。
前回のパエリア・・・美味そう。
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たぶん (樹子)
2008-08-25 12:31:14
本当に、スピードアップして 負のスパイラルに突入したかもしれない・・・と ビビッてます。


原因は 複合的で 場所により違うかもしれませんが、
国内の工場は規制があるので一頃より よくなりました。もし 工業地帯からという事なら 鈴鹿山脈の三重県側( 四日市等)から 進行してきそうなものですが 私たち滋賀県では どうも 日本海に近い方から悪くなっているように思います。

海の向こうの国…。環境対策にコストをかけないで日本に輸出される安い製品。

このしわ寄せが 海をわたり 日本の森林に影響しているともいえます。

消費者である 私たちの問題でもありますね。

もちろん 自動車や農業も森林や水に負をかけていますが…。


こんな記事 見つけました。

http://mainichi.jp/kansai/news/20080726ddf001040003000c.html
 
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記事読みました (炭作)
2008-08-25 16:15:48
科学的根拠に基づく対処か・・・・・
いよいよ、本気で戦う時が来たようです。
山師が発信する科学的根拠は、きっと説得力があると思います。
頑張ります。自分の言葉や行動が自分の想像以上に影響力があるのを知るにつけ、言葉を吐く時の責任を感じますが、やはり、自分を信じて切り開くしかないんですねえ。
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