- jirozo style - diary

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 そして…あなたに出逢えた奇跡に感謝を☆

空海さんのゆかりの地へ 【聖地 高野山】

2023-07-03 23:45:00 | Weblog
宗教都市として有名な「高野山」(世界遺産)

和歌山県の北部に位置する
周りを山に囲まれた平坦地
空海さんは 平安時代に
この地に高野山を開山しました

周りの高い峰々を 蓮の花に見立て
八葉蓮華の曼荼羅の世界を現そうと
したのだそうです

蓮は 泥の中から顔を出し
清浄な花を咲かせることから
泥を「煩悩」
花が咲くことを「悟りを得ること」と捉え
蓮の花と仏教の理念とを重ねているそうです

維持運営に国家予算が出る「官寺」と違い
空海さんの意による「私寺」の建設ですから
国から一銭も出ません
莫大な造営資金を工面するため
広く寄付を募ったそうです
空海さんの人望の厚さなくして成し得ませんよね

高野山を開山した際に
一番最初に造営に取り組んだ場所が
壇上伽藍です

こちらがシンボル的存在の根本大塔です

内部には
大日如来を中心として 四仏が囲み
更に 十六菩薩が描かれた柱で囲んだ
立体曼荼羅があります

大いなる迫力に感動したと同時に
ここへ来たいという願いが叶ったことが
嬉しくて嬉しくて
こみあげてくる熱い想いを噛み締めながら
しばらくその場で目をつむり…合掌礼拝

ちなみに
西塔にも立体曼荼羅があるそうです
非公開のため立ち入れません



そして こちらが 金堂です
ここが「高野山全体の総本堂」
という位置付けになります

大塔があまりにすごすぎて
時間を忘れて留まってしまったため
金堂の内部に入る時間がなくなるという失態

密教法具が並ぶ堂内には瑜祇塔が据えられ
両脇に曼荼羅が掛けられており(平清盛奉納)
その奥の扉の中に秘仏が祀られているそうです



三鈷の松

空海さんが唐からお帰りになられる時に
伽藍建設地を示すよう海岸から投げた
三鈷杵がかかっていたと伝わる松です

松葉はなんと3本に分かれたものがあり
それを御守にするとご加護が得られるそう
拾うのを楽しみにきましたが
落ち葉なんてひとつもありゃしないw


こちらが御影堂です

開山の像を安置しているという
高野山の中でも重要な場所だそうです
空海さんの御影(肖像画)も納められています
ご入定される前の空海さんを
弟子の1人が泣きながら描いたとか

障子を破って覗く者が多かったため
覗き窓を設けたそうですが
中が真っ暗で 結局何も見えないため
別名「見えん堂」とも呼ばれるとかw


壇上伽藍には いくつものお堂があります



こちらが 立体曼荼羅があるという西塔

明神社


こちらは回転する六角経蔵
もちろん回してきましたよ〜((´艸`*))

大塔側から入ったので
中門をわざわざ見に行ったという…
正式には
大門をくぐり中門をくぐって御参拝する順かとw



次に 金剛峯寺を紹介しますね

豊臣秀吉が
亡母の菩提を弔うために建立した後
明治時代に隣接していた寺と統合して
金剛峯寺と改称したしたそうです

高野山とは
そもそも一山境内地であり
山の全てが
総本山金剛峯寺の境内なのです
しかし 狭義での「金剛峯寺」は
この「主殿」を指すことが多いとか

あくまでも
高野山の本堂は壇上伽藍の金堂です
そこのとこお間違えなく
入口の緩やかな石段は
馬の歩幅に合わせた幅になっていて
両脇の水桶は 元々
馬の飲み水として置いていたのだそうですよ

こちらが 主殿です


火事になったら 僧侶がこのハシゴを登り
屋根に設置している雨水を溜める桶から
水をまいて湿らせるそうです
高野山は 雷による火事に
泣かされた歴史があるのだそうです

囲いがある玄関が大玄関で
お偉い方々が入られるところです
その奥の小玄関は その下の階級の方用で
一般の僧侶は裏口を使っていたそうです

こちらの鐘楼は
金剛峯寺の前身である青巌寺のものだそう



さてさて 主殿内をご紹介♪

空海さん生誕1250年を祝い
御本尊の弘法大師坐像御開帳につき
期間限定で特別公開中!(o'∀'人)

また 三鈷杵の大きな彫刻に触れて
パワーをいただくこともできます

随所にある見事な襖絵…
金箔で煌びやかな襖には
松、梅、柳、群鶴等の絵図が描かれています

豊臣秀次が自害したという 柳の間も
主殿内のお部屋です


↓こちらの襖絵は撮影OKでした

【断崖図】
空海さんが修行されていた
険しい山々の崖を表現されたものだそう

【瀧図】
圧倒されるほどの瀧の迫力
水の音に包まれているような感覚に



蟠龍庭は
石庭で国内最大級の広さだそうです
四国から運んだ花崗岩と
京都から運んだ白砂を使っているとか


また 台所も見学できます
3つ並んでいる大釜で
一度に2千人分の米が炊けるそう!
天井から吊り下げられた台は食品保管用で
紙を垂らしてネズミよけとしていたとか
かまどには とても大きな煙突がありますよ





最後に
今も空海さんが祈り続けていらっしゃいます
奥の院を紹介します

奥の院は 壇上伽藍とともに高野山の聖地です

一の橋から中の橋 更に御廟橋まで
皇族 公家 戦国武将のお墓や
企業の供養塔など
20万基を超える墓が並んでいます

宗教宗派国籍問わず
誰でも受け入れるという懐の深さと
空海さんのおそばに眠りたいという想いで
分骨された方々がいかに多かったか…
長きに渡る大師信仰の深さに胸を打たれます

こちらは 有名な化粧地蔵さん



虚空尽き 衆生尽き 涅槃尽きなば
我が願いも尽きなむ
こくうつき しゅじょうつき ねはんつきなば
わがねがいもつきなん

宇宙の果てまで
生きとし生けるもの全てが
煩悩がない穏やかな状態で
苦しみの中から抜け出た状態になった時に
はじめて私の願いが終わるという意味です

空海さんは いつまでも祈り続け
人々の救済にあたっているのです

御廟橋の手前には水かけ地蔵がありますが
くる人くる人 みなさん
失礼極まりない水の掛け方をしていて
思わず「やだー」って笑ってしまいましたw
あっち行けって追い払うように
水をビシャーッと放つ あんな感じ(笑)

お地蔵様には水を「たむける」のですよ


御廟橋の向こうは聖域中の聖域(撮影禁止)
合掌礼拝し 空海さんのお近くへと進みます
空海さんは 御廟橋まで
私達を迎えにきてくださっているそうですから
そう感じながら歩かれるといいですよ

正面に燈籠堂があり
その奥に弘法大師御廟があるので
御廟の前にてご挨拶をいたします
それから燈籠堂の階段で地下へ降り
空海さんがお祈りをされている場所の
一番近くまで行くことができます
コロナ禍によりしばらく地下へ行けなかったそうです

最も奥まで進むと祭壇があります
空海さんの肖像画が奥の方に掛けられており
その先に実際にいらっしゃるのです…

ご縁をいただけて
こちらに来られましたことに
心から感謝いたします
どうもありがとうございます
これからもどうぞ
良い方向にお導きください

御廟橋まで戻ったら
振り返り合掌礼拝しましょう
空海さんがここまで送ってくださっていますからね


さてさて
奥の院にていただいたものは…

欲しかった 空海さんの御守!
こちら 桐の箱に入っていて
梵字の「ゆ」の字が書いてあります
の文字には弥勒菩薩の意味があるんだそう

ガイドさんが
「ゆうの字」って伸ばして言うものだから
調べるまで「ゆう」だと信じてましたw
「ゆうさん!(←主人)
 ゆうは弥勒菩薩だって!!すごい!!」
って大興奮(笑)


三面屏風に金剛界と胎蔵界の曼荼羅とともに
空海さんの御影が描かれたこちらもゲット
嬉しいな〜幸せだな〜(*´꒳`*) ♪

続きます!!!

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