自転車仲間のAさんのお話です。
Aさんは3年前に肺がんを患い、病院で手術を受けられました。
同じ時期に手術した方が今年の初めに亡くなられたそうです。
「病室が同じで、僕より症状が軽かったように見えた方だった」
「退院してから何度か外来で会ったけど、その時は元気そうだったがなー」と。
「もしかしたら俺の場合、自転車がいいのかも」とポツリ。
自転車が病気のストレス解消になっていると。
多くの病気の原因に、ストレスが関わっているといいます。
病気のことをいつも考えていると(特にがん患者さん)毎日が鬱々とします。
病気の不安や心配事ばかり考えていたら、楽しくないし、心も病んできます。
Aさんは、サイクリングを楽しんでいます。
コンビニでおにぎりを買って、景色の良いところで一休み。
おにぎりを、ほおばりながら、
「また自転車に乗れる、幸せ」
「サイクリングを楽しんでいる自分がいる」と
健康に感謝する思いが溢れてくると言うのです。
今ではすっかり元気。
仕事もこなし、笑顔の毎日を送られています。
学術的に自転車がガンにいいかどうかはわかりません。
でも、走っていて気分が良いとか、うつうつとした気持ちが晴れるといったことは
誰れもが感じる効果だと思うのです。
とすれば、まさに自転車は、『治療器具』かもしれません。
もし、ガンで毎日悩んでいるなら、
お医者さんと充分相談したうえで、
サイクリングを始めるのもいいかも。
病は気から
頑張って行きましょう!