隊員NO.1いぶで~す
10月22日(火)の課題研究の時間、橋立町の「加佐ノ岬倶楽部」でランチを
した後、付属のギャラリーで、オーナーの宮本昭夫さんがコレクションされている
硲伊之助(はざまいのすけ)の作品を鑑賞させていただきました。
硲伊之助については、「加賀ふるさと検定」ホームページのテキスト(人物編)で、
次のように紹介されています。
「画家。東京本所向島生まれ。パリ滞在中にアンリ・マチスに師事し一水会創立に参加
しました。終戦まもなくマチス展、ピカソ展、ブラック展の開催に尽力し、我が国洋画壇の
復興や芸術文化の向上に大きく寄与しました。古九谷に魅せられ、1962(昭和37)年
加賀市吸坂町に移住しアトリエを構え製陶活動を行いました。」
「加佐ノ岬倶楽部」のオーナー・宮本さんは27才の時に晩年の硲画伯にお会いし、
それ以来、硲伊之助の作品に惚れ込んでコレクションされたそうです。宮本さんからは、
「硲伊之助の世界をもっと勉強したければ、吸坂町の硲伊之助美術館を訪ねるといい
ですよ!」とアドバイスをいただきました。
硲伊之助といえば、かれの名言・「努力できることが才能である」が今年の春に、
石川県の英雄・松井秀喜選手が引退の際に使われたことで、とても注目を集めました。
この言葉はもともと、「1981年にNHKテレビ訪問インタビューで、硲伊之助を師とし、
九谷吸坂窯を継いだ海部公子さんが紹介されたものだそうです。そのテレビ番組を
見た松井選手のお父さんが、その言葉を書き止め、息子に与えたのです。それが、
ひたすら素振りなど、練習に打ちむ松井選手の支えになりました。」ということから、
松井秀喜選手の座右の銘になりました。(硲伊之助美術館ホームページ参照)
読売巨人軍やニューヨークヤンキースで活躍し、国民栄誉賞を受賞した松井選手の
心の支えが硲伊之助の一言だったのですね。
宮本さんから、硲伊之助のことについてたくさん教えていただきましたので、明日の
ブログでご紹介させていただきます。よろしくお願いします。