実高ふれ愛隊日記

-石川県立大聖寺実業高校情報ビジネス科課題研究ブログ-

「加賀の鬼瓦展」を取材しました!

2013年01月10日 | 日記

隊員NO.1あさので~す!

昨日のブログでお伝えしましたように、1月8日(火)に加賀市役所玄関ロビーで開催されている

加賀の古鬼瓦展』を見学してきましたので、ご報告します。

わたしたちに展示されている鬼瓦についての作品解説をして下さったのは、

一般社団法人石川県古民家再生協会の山多 宏(やまた ひろし)さんでした。

 

山多さん、わざわざ寺井町から解説のために来ていただきありがとうございました。

今回展示されている鬼瓦はだいたい70~100年前のもので、本来なら

古民家を取り壊すときに捨てられる運命にあったものばかりです。

しかし、「加賀の歴史と風土を感じさせる瓦をなんとか保存したい」

←北國新聞1月9日朝刊で活動を取り上げていただきました! 

鬼瓦はかつて鬼師と呼ばれた職人が手作りした『お宝』ばかりだ。加賀の人々に地元の鬼瓦

すばらしさに気付いてほしい」という山多さんの強い思いによって、これらの鬼瓦にふたたび

生命が吹き込まれ、このような展示会が実現しているのです。山多さんの活動には本当に

頭の下がる思いです。山多さんはおっしゃっています。

「このように赤い瓦が多くみられる地域は、全国でも加賀市だけですよ。そのことを

今回の展示会で加賀市民の皆さんにまず分かってもらいたいですね。」

加賀の瓦は冬の寒さに耐えられるように1300度の高温で焼かれ、割れるのを防ぐために

釉薬(ゆうやく)が塗られていてきれいな「つや」があります。また鬼瓦に描かれている

「雲」は「天」を、「波」は「海」=「水」を、「菊」は「土」=「大地」の意味をあらわしています。また

「桃」は中国では縁起のいいものであることから、鬼瓦に描かれることが多いのだそうです。

そして鬼瓦は「魔よけ」(火事や天災を防ぎたいという願い)のために作られていることを山多さんから

教えていただきました。

 

山多さんは、「作品解説の希望があれば、いくらでも展示会場に来ますよ」とおっしゃっていました。

興味のある皆さんは、ぜひ『加賀の古鬼瓦展』にいらしてくださいね!展示は1月18日(金)

までで~す!

←寺前秀一加賀市長から激励をいただきました!

余談ですが見学の途中、寺前秀一加賀市長が私たちの活動を見られて激励をして下さいました。

「きみたちもLady Kagaだね。がんばってください!」

市長さん激励ありがとうございました。これからもがんばりますので、よろしくおねがいします!

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