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SiriusとAldebaranとPolaris

一票の格差

2017-06-20 10:37:31 | 日記

最高裁から違憲状態と判断されてどれほどの時間が経過しているか。

今回、衆議院小選挙区の区割りが大幅になされた。

NHKでも取り上げている。

現職自民党議員が嘆いていた。

自分の居住地が隣接する選挙区になった。

これでは投票所で自分に投票することができない。

 

各選挙区でしゃりむり格差是正のための線引きが行われた。

おそらく今後実施される総選挙ではこの区割りで行われるだろう。

過疎化の進む町のごく一部が切り取られて隣の選挙区に付けられた。

投開票事務はわずかの選挙区のために分別してやらなければならない。

 

同じ町内会でありながら選挙区が異なる、等々。

この見直し作業の結果格差がどうなったか、といえば1.99倍だ。

選挙がいつになるか分からないが投開票で議席が確定した段階で2倍を超えるだろう。

 

それなりの識見を持った方が集って考えたのであろうが、これでは「子供でもできる」作業だ。

ただ、2倍という数字をそれ未満に抑え込めばいいだけでやった、やっつけ作業だ。

 

根本的に制度を変えなくては。

現行、比例代表の地域をそのままに定数変更を行えば限りなく平等な一票になる。

自民党は絶対認めないだろうが。

 

2014年総選挙で自民党の絶対得票率は17%に過ぎないのだから。

今国会のような暴力的なことはできなくなる。

 

最高裁もそろそろ「違憲・選挙無効」の判決を出すころではないだろうか。

 


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