ローカル番組でのこと。
AIが俳句を吟したと。
始めは二万句をインプットして始めた。
が、出来栄えはちんぷんかんぷん、だったと。
そこで新たに正岡子規を始めとする句を二万句追加して初めて俳句らしいのができたとか。
ここ数年AIが世間を賑わしている。
昨年将棋界を賑わした中学生もAI将棋も使い修練を積んだとか。
コンピューターがプロ棋士を初めて負かしたと聞いて時日が経つ。
どういう風に組み立てられたソフトか知らん。
そもそも将棋など駒の動かし方さえイマイチの人間だ。
が、ソフトである以上過去の棋譜データをすべて取り込んだだろう。
それをどのようにプログラミングするかだ。
当然将棋の何たるかの高度な知識とプログラミングの知識の両方を兼ね備えていなければならない。
ただ、一人で仕上げたかそれぞれの専門家を総動員してなのか?
多分、後者であろう。
複雑なものはいくつものモジュールに分けて作り最終的に一つのソフトに組み立てる。
これが常識だ。
つまり、限られた人間の知識が投入されたものだということ。
先に上げたコンピューター対人間の棋戦にしても人間はプロといえど一人だ。
が、相手は延べにすると数千の人間といえるだろう。
プロであっても人間である以上ある程度の力が付いてくると一つの癖というか指し方に
パターンができてしまうと思う。
そのパターンをどれだけ増やすか。
中学生が並み居る棋士を退け連勝新記録を達成した。
負けたほうは年数を経る中で自分の型ができていてそこから先に進むことが
できていなかったのでは。
こう考えるとAI技術もプログラミング次第で危険な代物となる。
その危険性は「武器」としてだ。
たぶん、そちらの開発はかなり進んでいると思う。
ただ、機密であるからこうひょうされないだけだ。