カメラ電池ボックス蓋の開閉が不具合を起こした。
正常時は蓋の開閉つまみの操作は開けても自動で閉まる。
つまりバネの作用でそうなる。
先日、ここにあるSDカードを取りだすのにつまみを引いて蓋を開けたが元に戻らない。
バネが、どういう構造が分からないが、トラブルを起こした。
ネット上のHPで検索したが修理費用が最低12000円だ。
取りあえずカメラ屋に行ったがメーカー送りという。
修理代も見てみなければ何とも・・・。
そこで思い出した。
街中にカメラ修理のラボがある。
以前にもいたことがあるが年配の男の人がやっている。
その時はレンズであった。
相当古いレンズだからもう部品がないと言われ修理は断念し廃棄。
カメラを持って行くと今日夕方来てくれということだ。
ん?直るのか・・・。
夕方行くと修理済みだった。
OPENとあるところのつまみで開閉する。
通常はバネの力で戻る。今回はそうならなかった。
開けるとこのように電池とSDカードが収納されている。
これが蓋の内側。ネジが二個ある。ということはここを外せば中の構造が分かるのでは?
店の人もそういう考えだった。
安いカメラだとこの部分が熱圧着でそっくり取り換えるか、それだと新しいの買った方が、となると。
修理の結果だが、樹脂製で弓状の部品がバネの役目をしていたが破損していた。
金属の板を加工して修理したと。
樹脂でないからまず壊れることはないでしょうと。
修理代は2000円。税を入れて2160円だ。
メーカー送りよりはるかに安く上がった。
今の時代、電化製品、クルマの部品などの修理にしてもこうはならない。
ユニット化していてユニットごと取り換える。
メーカーとしては在庫管理がしやすい。
だが、使う側にしては使えるものも含めての交換だ。
樹脂製から金属製に、それも自作して修理する。
こういう職人はもう数えるほどしかいないのだろうな。
使い捨てが当たり前。働く人間さえもが使い捨ての時代だ。
それでいいのか、と思ってしまった・・・。