sirius

SiriusとAldebaranとPolaris

職人

2017-05-24 08:37:23 | 日記

カメラ電池ボックス蓋の開閉が不具合を起こした。

正常時は蓋の開閉つまみの操作は開けても自動で閉まる。

つまりバネの作用でそうなる。

先日、ここにあるSDカードを取りだすのにつまみを引いて蓋を開けたが元に戻らない。

バネが、どういう構造が分からないが、トラブルを起こした。

 

ネット上のHPで検索したが修理費用が最低12000円だ。

取りあえずカメラ屋に行ったがメーカー送りという。

修理代も見てみなければ何とも・・・。

 

そこで思い出した。

街中にカメラ修理のラボがある。

以前にもいたことがあるが年配の男の人がやっている。

その時はレンズであった。

相当古いレンズだからもう部品がないと言われ修理は断念し廃棄。

 

カメラを持って行くと今日夕方来てくれということだ。

ん?直るのか・・・。

 

夕方行くと修理済みだった。

OPENとあるところのつまみで開閉する。

通常はバネの力で戻る。今回はそうならなかった。

開けるとこのように電池とSDカードが収納されている。

これが蓋の内側。ネジが二個ある。ということはここを外せば中の構造が分かるのでは?

店の人もそういう考えだった。

安いカメラだとこの部分が熱圧着でそっくり取り換えるか、それだと新しいの買った方が、となると。

 

修理の結果だが、樹脂製で弓状の部品がバネの役目をしていたが破損していた。

金属の板を加工して修理したと。

樹脂でないからまず壊れることはないでしょうと。

 

修理代は2000円。税を入れて2160円だ。

メーカー送りよりはるかに安く上がった。

 

今の時代、電化製品、クルマの部品などの修理にしてもこうはならない。

ユニット化していてユニットごと取り換える。

メーカーとしては在庫管理がしやすい。

だが、使う側にしては使えるものも含めての交換だ。

 

樹脂製から金属製に、それも自作して修理する。

こういう職人はもう数えるほどしかいないのだろうな。

 

使い捨てが当たり前。働く人間さえもが使い捨ての時代だ。

それでいいのか、と思ってしまった・・・。

 


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