国会会期中だが、安倍がヨーロッパへ行くと。
トランプのイスラム国を名指しで入国拒否を言明した大統領令にヨーロッパの首脳が
相次いで批判。
先日、訪米してたいそうな「おもてなし」を受けた安倍が舞い上がっている。
ドイツのメルケル首相と会って「トランプはそんな悪い人間でないよ」と
説明しに行くということ。
トランプに何度もぎこちないハグをされてその気になっている「一の子分」が、だ。
ヨーロッパでトランプ擁護の旅に出る。
日米安保で日本を守る領土に「尖閣」を入れてくれたことで有頂天。
恋をした者が相手以外が目に入らない。
まるでそんな雰囲気。
それは個人的なことで、ある種微笑ましくもある。
だが、安倍のは違う。
政権がどう変わろうともアメリカべったり。
大統領の言うことには「イエッサー！」だ。
南スーダン派遣自衛隊の問題で稲田朋美が苦戦。
現地の自衛隊からの日報では戦闘状態だと報告。
その報告書が廃棄されたので開示できないと答弁。
ところが後日、電子データとして残っていたので開示すると。
出て来た紙データは肝心のところが黒で隠されていた。
戦闘と現地から報告されている生の声が稲田朋美にかかると武力衝突となる。
宿営地に被弾する恐怖の中で日々過ごしている自衛隊員のまさに命にかかわる問題だ。
かつてテレビドラマの時代劇じゃあるまいし、「死して屍拾うものなし」じゃあ悪い冗談ではすまない。
答弁に詰まると後ろに控える役人が紙を持ってきて耳打ち。
その紙を丸読みするだけの体たらく。
揚げ句には、憲法上戦争は使えない言葉だから武力闘争と言った、とか。
ＰＫＯ活動に照らして戦争状態だと撤収しなければならないから、戦闘という言葉は使えないとか。
もう、支離滅裂だ。
自分で何を言っているか分からないのでは？
終いには、業を煮やしたか安倍が指名されもしないのにしゃしゃり出て稲田をかばおうとする。
見ていて悲しくなる。
こんな連中にこの国の未来を任せていいのかと。
