都政において長年行われてきた政党復活予算を次年度予算策定において行わないと知事が所信を表明。
これにカッコ付きであるが自民党都議団が抗議文を知事に渡した。
国政でもかつて復活折衝といって派閥の領袖の力により自分も含め子飼の子分の選挙区のため、
予算を如何に分捕るかが親分の軽重を図るものとして定着していた。
今は、無くなったようだ。
いずれにしても都議会自民党は今まで甘い汁を吸っていたのが突然目の前で取り上げられ
マジ切れで抗議となったようだ。
都政に限らず知事がどういう予算の組み方をするかは専権事項。
その予算案を議会で審議し、知事の真意を糺す。
それが一般的な自治のあり方だろう。
小池知事の点数稼ぎの側面もあるだろうが、一面では本来の姿にしようという点で評価できるのでは。
年明けに予算をめぐる議会が開かれるが、姑が嫁をイジメるような、或いは重箱の隅をつつくような
陰湿な苛めとも受け取られかねない対応では夏の選挙で都民からしっぺ返しを食うだけだろう。
15日に安倍とウラジーミルの日ロ首脳会談が山口で行われる。
北方領土の元島民ら関係者は今度こそ領土返還と期待しているようだが無理だろう。
そういうことであれば相当煮詰まった話があり、返還の日程などが公になりあとは
首脳が顔を合わせて調印、となるのが本来のあり方。
現実には国後・択捉のインフラ整備から軍事基地の配備などが進められている。
こういう状況からして期待することはできない。
政府が狙っているのは経済面で財界の儲け話をどうするか、それだけだ。
もともと、歯舞・色丹は北海道の一部。千島は樺太との交換で日本領土となったもの。
それを終戦間際になってスターリン率いる旧ソ連が参戦し、不当に領有したもの。
講和条約で日本は千島を放棄したが、講和条約そのものがアメリカとの単独講和。
領土返還は歴史的事実に基づくのが筋。沖縄の尖閣についても同じことが言える。
中国が領有した経過は一度もない。それを、今さらのように唐の時代から中国領だというに至っては噴飯もの。
とにかく歴史的経過に基づかなければ、意味のない二島返還とか四島だとかに矮小化してしまいかねない。
このことで平和条約締結などになれば、永久に返還はなくなる。
自民党の諸氏、特に安倍に至ってはある部分で終戦から思考停止に陥っている。
それでいて戦後レジームからの脱却などとうそぶく始末。
歴史認識の思考停止を動かさなければ通用しない。
11月初め、インド政府が高額紙幣の1000及び500ルピーの使用停止を発表。
何でも富裕層が現金で、言わばタンス貯金のように自宅に隠して？いることに対する措置ということのようだ。
新券の発行が間に合わず国内での混乱は相当のものらしい。
インドで暮らす特派員などもカード決済のできる買物はいいが、日用品特に食料などの買い物に苦労しているとか。
日本で言えば、一万円と五千円か。レートが違うがそんな感じか。
一万円札で十万円家にあるとして千円札に替えると100枚の勘定になる。
富裕層だとどうするのか。
違う手立てがあるのか？
いずれにしても国内経済を混乱させるだけだ。
新札の発行の目途も十分でないという。
他国のこととは言え、気になる話だ。
