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あれこれ備忘録

色々と関心のある記事をメモ。
元記事がすぐに削除されるケースも多いですからね。

大量の中国産、釧根直撃

2005年07月15日 10時33分58秒 | 漁業[Bad News]
 北海道漁業協同組合連合会(通称・ぎょれん、本所・札幌、北島哲夫会長)は釧根地域で生産されるコンブと競合している中国産・コンブ加工品の輸入対策の一環で、昆布巻きとつくだ煮の原料原産地表示調査を札幌と東京で実施し、このほど結果を公表した。これによると、昆布巻きは42品目のうち原料原産地表示がわずか6品目、つくだ煮も64品目のうち3品目にとどまった。コンブ加工品は法律で表示が義務づけられていないためだが、特に中国産と競合が顕著な昆布巻きの表示を強く訴える考えだ。

釧路新聞 2005年7月13日

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三陸の漁業文化 木造船で再発見 伝統の技紹介 仙台

2005年07月15日 10時32分30秒 | Other News
 半世紀にわたり木造船を造り続け、「吉川英治文化賞」などを受賞した宮城県唐桑町の船大工、岩渕文雄さん(73)の作品の展示会が今秋、仙台市で開かれる。岩渕さんの作品はこれまで東京などで展示されてきたが、県内では初めて。展示に併せて町が観光PRを行うことも検討しており、岩渕さんは「唐桑町の漁業、造船文化を仙台の人に伝えたい」と意気込んでいる。

 展示されるのは、全長約6メートルの木造の櫓(ろ)こぎ船「からくわ丸」と大工道具、唐桑町の海を写したパネルなど計約70点。住宅設備メーカー「INAX」が昨年から今年にかけて、大阪、名古屋、東京のギャラリーで開催した「唐桑・海と森の大工」展で展示された作品を予定している。

 主催は東北工業大で、仙台市青葉区の「一番町ロビー」で、10月21日から11月2日まで。期間中、岩渕さんによる講演も企画している。
 開催を働き掛けたのは、近世の寺社建築や木造家屋を研究する同大建築学科の高橋恒夫教授。「唐桑・海と森の大工」展の開催に併せてINAXが作成した図録の中で、高橋教授が気仙地域発祥の技能集団「気仙大工」について寄稿した。その際に岩渕さんの作品に触れ、地元での開催を岩渕さんに呼び掛けた。

 高橋教授は「岩渕さんのような木造船の船大工の棟りょうは、全国でもまれ。県内に残る貴重な伝統技術を多くの人に見てほしい」と話す。
 仙台での展示後、作品は気仙沼市のリアス・アーク美術館で常設展示されるという。

 岩渕さんは岩手県大東町出身で、16歳で唐桑町の船大工に弟子入り。これまで500隻を超す木造船を手掛け、漁業の町・唐桑を支えてきた。岩渕さんは「仙台でも展示できるのはありがたい。本物の木造船を見て、三陸、唐桑の文化に触れてもらえたらうれしい」と話している。

河北新報 2005年07月12日

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独特容姿の『外道』を『栄養補助食品』に

2005年07月15日 10時30分02秒 | 政治・経済
県漁連、県立大などが開発

深海魚ゲンゲ思わぬ活用法

 県漁業協同組合連合会、県立大学などの産学連携グループが、富山湾産の深海魚「ゲンゲ」を活用した栄養補助食品を開発、十三日から販売を始める。ゲンゲは、その独特の容姿などから消費が伸びず、生産調整を行っているのが現状で、県漁連では「県の漁業活性化に一役買えば」と期待を寄せている。 (竹内章)

 開発した栄養補助食品名は「ゲンゲFD&コエンザイムQ10プラス」。コラーゲン、ビタミン、ミネラルなどを豊富に含むゲンゲをフリーズドライ(冷凍乾燥)して十倍濃縮した粉末に、老化防止などの面で注目を集めているコエンザイムQ10を配合した。

 ゲンゲは、甘エビ漁などの際に「外道」として捕れ、富山湾では年間百トン程度の水揚げがあるとみられる。珍味として食する人もいるが、深海魚特有の外観や鮮度落ちが早いことなどから、消費は伸びていない。

 そこでゲンゲの付加価値を高めようと、二〇〇二年夏から県漁連、県立大、カプセルメーカーの東洋カプセル(静岡県富士宮市)の三者が連携。商品開発を進めていた。

 発売前日の十二日、県漁連の石丸宏会長ら五人が県庁の石井隆一知事を訪問し、新商品を紹介。石井知事は「県もPRに力を入れます」と、販路拡大に協力することを約束した。新商品は通信販売のみで、一瓶(九十粒入り)六千八百八十円。申し込み、問い合わせは、県漁連=電話076(432)6281=へ。

中日新聞 2005年7月13日

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福岡市・人工島事業、赤字200億円を黒字43億に改ざん

2005年07月15日 10時27分34秒 | 福岡県・市
 福岡市の第3セクター「博多港開発」のケヤキ・庭石購入事件を巡り、福岡地検から事情聴取を受けた同社の経理担当幹部が、市が1999年に人工島事業の計画見直しを行った際、「実際の収支試算は200億円の赤字だったのに、市港湾局の指示で43億円の黒字に書き直した」と供述していたことが8日わかった。

 市は同年、黒字試算を根拠に反対派を押し切って事業継続を決定。その後、土地の売却収入が見通しを大幅に下回り同社は経営難に陥り、市が約400億円を肩代わりする事態に至っている。

 事業を継続するか否かの見直しが行われたのは99年4月。前年、財政健全化を公約に初当選した山崎広太郎市長が点検を指示した。市は同年9月、同社が担当する都市機能用地(約126ヘクタール)の収支予測を約40億円の黒字と公表し、事業継続を決めた。

 同社の経理担当幹部は、99~2001年にかけて不必要なケヤキと庭石計約7億7000万円分を購入したとして、元社長・志岐真一被告(67)ら3人が商法違反で起訴された事件に絡み、地検から事情を聞かれた。今年5月の公判でも同様の証言をした。

 これらを総合すると、港湾局から計画の見直しを指示された幹部は、事業が始まった93年の当初試算(約36億円の黒字)を基本に、工事費の上昇分や金利変動を99年時の実態に合わせ計算した。

 バブル崩壊で人工島周辺の土地は当時、1平方メートル当たり年間約5000円ずつ下落しており、造成地の売却単価を上げられず約200億円の赤字予測になった。港湾局に報告したところ「黒字でないと公表できないので、何とかならないか」と言われたという。

 その後、借入金の支払金利を低く設定し約16億円の黒字に変えたが、今度は「この程度では金利の変動ですぐに消える。50億円前後にしてほしい」と黒字幅を指示され、土地売却益を水増しして再提出した。

 幹部は「当初から収支は厳しいとの認識はあったが、港湾局の申し入れ通り都合の良い数字を並べた」と供述している。

 市は最終的な黒字収支だけを公表。反対派の市議らは「単なる数字合わせ」と批判したが、港湾局は「実態を反映し適正」と答えていた。

 当時の港湾局幹部は「黒字にしなければいけないという思いで話し合ったのは事実。これを指示と受け取ったのかもしれない。厳しい試算をすべきだったと言われればそうかもしれないが、将来のことは誰にもわからない。大きな投資をした事業を途中でやめるのは難しい」と語った。

 現在、事業を統括する同局事業管理課は「そのようなやり取りは把握していない」としている。

 人工島事業 博多湾を約400ヘクタール埋め立てる計画で、総事業費の当初見込みは4600億円。博多港開発が島東部の1、2工区を造成する予定だったが1工区の土地売却が難航。市は計87億円を緊急融資したが、同社は03年度、50億円の赤字に転落。市は04年、2工区を直轄事業と決定、約400億円を同社に支払い引き継いだ。

読売新聞 2005年7月9日

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美保神社:“漁業の神様”に感謝、業者がホンマグロ奉納--松江 /島根

2005年07月15日 10時24分57秒 | 漁業[Good News]
 えびす様を祭る松江市美保関町の美保神社で7日、マグロの大漁を感謝し、ホンマグロ1匹(体長約1・4メートル、重さ約100キロ)が奉納された。

 “漁業の神様”に感謝するため、若葉漁業(鳥取県境港市)が毎年しており、今年で4回目。マグロは、若葉漁業の関係者ら8人に担がれて鳥居から拝殿までの約150メートルを進み、神社本殿に供えられた。

 今年はマグロが大漁で、重さは平均で約60キロ。中には200キロの大物もあがっているといい、若葉漁業の森脇寛社長は、「今年は初漁が早く、すでにわが社だけで4800匹があがっている。このままいけば去年以上の大漁が期待できそう」と笑顔を見せていた。

毎日新聞 2005年7月8日

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日本と南太平洋フォーラム漁業機関、入漁許可のための登録制度一本化を協議

2005年07月15日 10時22分17秒 | 海外・国際
 2005年7月1・2日の両日、ソロモン諸島のホニアラで日本とFFA(南太平洋フォーラム漁業機関)の間の漁業協議が開催された。
 FFAは太平洋島嶼国を含む17の国・地域により構成された漁業問題に関する地域協力・調整機関。
 今回の協議ではFFA側が、FFA加盟国・地域の水域について入漁許可を与える条件としている2つの制度、「地域登録制度」と「漁船位置追跡システム(VMS)登録制度」の一本化が議題となった。
 地域登録制度はFFA加盟国・地域の水域へ入漁を希望する外国漁船に対し、FFAへの漁船登録を義務付ける制度。入漁希望漁船は毎年、船名、船主名、漁業種類、船体写真をFFAに提出し、FFA側が違反記録がないと認めた漁船のみが登録できることになっている。
 一方、VMS登録制度は、入漁希望外国漁船にFFAへのVMS登録申請を義務付ける制度。FFA本部は入漁希望漁船から毎年提出されるVMS識別番号を使って、その位置情報を取得し、加盟国・地域に伝達している。
 今回の協議では、2つの登録制度の一本化に向けての技術的な問題が登録手数料の問題を除いてほぼ解決した。
 登録手数料についてはFFA側が、現行の1,345ドル(地域登録手数料500ドルとVMS登録手数料845ドル)から、一本化後は2,090ドル(地域登録手数料854ドルとVMS登録手数料1,236ドル)に値上げすることを主張しているため、日本側がこれに反対している状況。双方は引き続き議論を続けていくことで合意した。

EICネット 2005年7月7日

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釧路でサンマの初競り やや安値、水揚げ好調

2005年07月15日 10時20分41秒 | 漁業[Good News]
 小型船の流し網漁による北海道東部沖のサンマ漁が解禁になり、主要水揚げ港の釧路港で9日、初競りが行われた。初日の水揚げ量は昨年の倍近くと好調で、競りの価格は例年並みよりやや安値。
 釧路港に入港した漁船は77隻で、水揚げされたサンマは計約50トン。競り値は、キロ当たり平均で800円から900円台と、昨年の1000円前後をやや下回った。重さも1匹160-180グラムと中型が多かった。
 釧路市漁業協同組合の阿部茂章事業部長は「まだ豊漁かどうか分からないが、はしりとしてはまあまあ」と話していた。
 8月からは中型船の棒受け網漁が始まり、道東に本格的なサンマ漁の季節が到来する。

河北新報 2005年7月9日

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かば焼きで「夏も元気に」

2005年07月15日 10時19分29秒 | 漁業[Good News]
一色の漁協、施設児童にうなぎ

 一色うなぎ漁業協同組合の若手でつくる一色うなぎ研究会の会員九人が八日、岡崎市洞町の児童福祉施設・米山寮を訪れ、子どもたちにかば焼きを振る舞った。

 施設内の一角で、コンクリートブロックの中に炭火を焚き、網で焼いた。たれの香ばしい香りが漂う中、会員と一緒に、子どもたち二十三人も代わる代わるうちわで風を送って参加した。

 研究会の石川泰広会長(31)が、食事前に子どもたちに「夏を元気に乗り切れるので、たくさん食べてね」と声を掛けた。このほか、同組合が販売している「うなぎTシャツ」の売上金の一部を施設に寄付した。

 子どもたちは「暑さに負けないぞ」と脂の乗った焼きたてのかば焼きを口いっぱいにほお張っていた。

中日新聞2005年7月9日

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家族そろって、気分は漁師──漁業体験ツアー、かご漁や刺し網など

2005年07月15日 10時18分32秒 | 漁業[Good News]
 京阪神近郊の漁場で、漁師の指導を受けながら一緒に網やかごを引く漁業体験ツアーが家族連れなどの間で人気を集めている。漁業というと地方の産業をイメージしがちだが、交通アクセスが良く、都市圏の在住者でも気軽に海の醍醐味(だいごみ)を味わえるのが魅力だ。潮風を受け、体験を通して新鮮な海の恵みに触れることは、ストレスの解消だけでなく、身近な自然に感謝する絶好の機会といえそうだ。

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 7月初めに訪れた大阪府田尻町はアナゴ漁で有名な港町。阪神間から車を利用する場合、阪神高速湾岸線を利用し、泉佐野南インターチェンジで降りる。所要時間は50―80分程度。水産振興の拠点施設「海洋交流センター」で長靴を履き、足元まである前掛けをかぶると、気分はもう“浪速の漁師”だ。

 大阪府岸和田市の会社員、弓野克彦さん(50)の一家4人と漁船「梵天丸」(約5トン)に乗り込み、午前10時にいざ出港。この日は雨模様のあいにくの天候だったが、晴天であれば、北は六甲の山並み、西は淡路島、南は友ケ島などが一望できる。

 潮風を体いっぱいに受けながら、まず向かったのはあらかじめ前日に沈めておいた「かご漁」のポイントだ。「それ引き揚げろ」。船長の馬野弘さん(72)の合図とともに網かごを引き揚げる。

 水深8メートルの海中から顔を出したのはタコ、アナゴ、石ガニ、シャコなど。西日本有数の工業地帯である堺市から約30キロしか離れていないのにこんなに豊富で多様な生き物がいる。15個の網かごが揚がるたびに甲板からは歓声が上がった。

 11月まで旬なのがタコ。まだ150グラムぐらいと小ぶりだが、これから2、3倍に成長し柔らかくてぷりぷりした食感が楽しめる。タコは雑食で、かごに入れた餌のイワシ目がけて入ってくるという。弓野さんの長男、紘平君(7)はタコがシャコや石ガニにへばりついて締め上げる姿に「すごい」と興味津々。

 北西へ向かい、対岸と関西国際空港を結ぶ連絡橋の真下へ。漁師用語で「まげ」と呼ばれる目印のブイを棒で手繰り寄せると、200メートルに渡って仕掛けた刺し網が姿を見せる。

 網の両端を手分けして引いていくが、力が弱いのか絡まってくる。「もっと強く顔の方まで引かなあかん」。再び馬野船長のげきが飛ぶ。

 網には体長約40センチの黒ダイや20センチのカレイなどが何匹もかかっている。網から外された魚はかごから飛び出るくらい跳ねる跳ねる。長女の菜月ちゃん(6)は「生きている魚に触ったのは初めて」と目を輝かせた。

 関空に着陸する飛行機を船から真上に眺めた後、1時間半後に帰港した。弓野さんは「おいしい魚が食卓に並ぶのも漁師さんの厳しい仕事ときれいな海のおかげ。子どもたちもそれがよく分かったのでは」と話していた。

 この日の水揚げは約7キロ。ツアーを申し込む際、「体験フルコース」を頼むと、魚介類バーベキューや、刺し身などの料理をとれたてのままセンターで味わうことができる。「タイの刺し身は、皮の部分だけサッと熱湯をかけた後、すぐに氷水で冷やすのがおいしく食べる秘訣」と田尻漁業協同組合の西浦栄一組合長が教えてくれた。

 田尻町の漁業体験ツアー事業は、漁獲高の低迷や関空の埋め立て工事に伴う漁場の減少などによって危機感を覚えた同組合が1996年に始めた。

 「漁師は捕ってなんぼの世界」と、漁業を観光業の一種にする振興策に逆風は強かったが、今では組合員収入の約4割を稼ぎ出す。漁業の新たな形を示したモデルケースとして全国の水産関係者が視察に訪れるほどだ。西浦さんは「漁師は口べたで頑固者が多いが、人を相手にしていかないと海が廃れるという意識は強い」と指摘する。

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 このほかにも、兵庫県赤穂市では、同市漁業協同組合が調理実習も含めて3時間のコースを用意。こちらは刺し網ではなく5メートル四方の定置網を数カ所に沈める。ガシラやメバルなどが捕れるとわっぱ汁や海水と梅干し、酒だけで煮た「塩梅煮」という魚料理を堪能できる。

 京都府宮津市の養老漁業は、春夏は午前4時半出港と早朝のコースを設定。水平線から顔を出す朝日を眺めながら定置網にチャレンジできる。マグロの養殖が盛んな和歌山県串本町では、直径30メートルの養殖いけすに船で横付けし餌やりなどを体験。300キロ級の大物が泳ぐ姿は迫力満点だ。

日経ネット関西版 2005年7月8日

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