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おやじの本音を綴ります。

2020/03/09 何もない幸せ

2020-03-09 17:56:31 | 日記
リハビリ編
初めての入院日記
2020/03/09 何もない幸せ


はじめに
本来なら大所高所で会社の進路を見極めながら舵取りを託す後継を育てておかなければいけない事はもちろんよくわかっている。しかし現場での深刻な人手不足、人材不足が原因で廃業となる事は避けたい。この二年近く現場復帰する事で業績悪化は防ぐことができた。このペースで今期は経営安定化ランディングを見据えて5年計画をスタートさせようと思っていた矢先…なぜこのタイミングなのか?自分が撒いた種なので痛い思いをするのは構わない。しかしこの事によって家族、社員に少なからず負担が増す事が辛い。「人間万事塞翁が馬」と言うが今回の入院によって何がもたらされるのか…反省と自戒からふたたび立ち上がるまでを記録していく。
2020/03/09 何もない幸せ
 午前中に1クール、午後2クールのリハビリで1日のスケジュールも少し忙しくなりどうしようも無いほど落ち込む事も無くなったような気がしてきた。しかし今まさしくそうである様にこんな事を思いブログにしている瞬間は落ち込んでいる…何やってんだろう。
 インストラクターは患者の症状回復メニューに従ってリハビリする。骨盤骨折だが外科手術は行わず自然回復力で繋がるのを待つ。事故当初は少しでも脚を動かすと激痛で身体が痙攣し大袈裟に声が漏れたりしたが、この頃では骨折した事を忘れてしまうほど痛みも無くリハビリのマッサージに心地良さを感じている…何やってんだろう。
 個室という事もあり看護師が三度の食事を運んでくれるほか不便は無いかと尋ねてくる。食後はドリップ式のコーヒーを飲み、就寝前にシャワーを浴び、保湿クリームを塗りながら爪や踵の手入れをしたりリゾート気分…何やってんだろう。
 夜になるとこのまったりとした虚無感が「そろそろ緊張感を持たないと復帰後のギャップに耐えられ無いのではという不安」を増幅させる…大丈夫か俺?
 入院患者の多くは高齢者で、失礼かもしれないけど中には認知症も発症しているお年寄りもいる。煩悩を捨て去り自然に生きる幸せ…まだ俺には早すぎる。
 ところで
 どこかの有名大学の学長がAI時代を生き残るためには数学知識の向上をはかるべきだと仰せだ。確かにAIは数値上のデータを分析する能力は高い。しかしただそれだけだ。問題はそれをどのように活かすかという発想が必要なのであって別にAIの仕組みそのものを理解する必要があるのだろうか?まあ多くの人が学歴こそが人の能力を測る物差しと思っている現実があるのは確かだけど。


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