『ママ友のご家庭から手作りのクリスマスケーキをいただく』当家にとって欠かすことができないクリスマスイブ唯一のイベント。
成長とともにこの世にサンタなどいないということを子どもたちが確信して以来、プレゼントに悩む必要はなくなったが盛り上がりもなくなった。
いまではプレゼントが独り歩きし始め、早々に交渉によって片付いている。いや母娘の間で片付いていた。
まあ確かにクリスチャンでもないし、なにも祝うことも無ければ祈ることもない…ただクリスマスに託けて家族や友人たちとワイワイ盛り上がりたいだけ。
もしもこのケーキが無ければクリスマスであることすら忘れ去られてしまうのかと思うと少しわびしくもある。
地元のサンタクロースによって届けられた素敵なクリスマスケーキに救われたイブに慌ただしく用意したチープなアクセサリーをプレゼントしたがとても喜んでくれた。
『やっぱりクリスマスはこれだよ!!』とか思いつつ、やがてこの手もキャバ嬢相手じゃないと通用しなくなる日もくるのだろうか?
進化し続ける当家のクリスマスイブに来年もケーキが届きますように…こころからそう願った聖なる夜。